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相談屋王都にて

 メシツたち4人が相談屋を訪れた翌日、ダンヤーは朝から身支度を整え、コリー家を訪れていた。


ーーコンコンーー


 玄関をノックし中へ声をかける。


「朝早くから申し訳ございません。コリーさんはご在宅ですか」


 朝早くとは言うものの時間はもう9時を回っていた。


「おうよ、どちらさんで?」


「相談屋のダンヤーです」


「おぉ、あんたか。 何かあったのか?」


「いえ、実は情報を集めるのに2日ほど時間を頂きたくお伝えに参りました」


「そう言う事なら俺じゃなくてメシツの方に聞いてくれ。 すぐ呼んでくっから」


「かしこまりました」


 キッが中へ入り10秒もしないうちにキッはメシツを連れて現れた。


「ダンヤーさん、わざわざ来ていただきすみません」


「いえいえ、そんな事よりも情報収集のことなのですが、私に2日ほど時間をいただけませんか」


「それは勿論です。むしろ2日でいいのですか?」


「はい、とりあえずはですね。 その後再び時間をいただく事になるとは思いますが」


「構いません。 では2日後にまたお店に伺えばよろしいですかね」


「話を聞く限りメシツさんはあまり出歩かない方が良いでしょう。 私がこちらに来ますよ。 コリーさん、お宅を情報のやり取りの場としてお借りしても良いですか?」


「構わん、自由に使ってくれや。 俺らが協力できることなんてこれぐらいしかねぇからな」


「ありがとうございます。 それでは2日後の正午過ぎに戻ってまいりますので。 本日は失礼します」


 要件を伝えたダンヤーは王都へ向かう馬車乗り場へ向かう。

 今ダンヤーがいる領地から王都までは馬車で4時間、領地は王都の隣に位置しているため国内で王都までは比較的楽に移動が可能である。余談ではあるが王都から最も離れた領地は王都まで馬車で丸一日ほどかかる。


「おはようございます。 昨日王都までお願いしたダンヤーです」


 ダンヤーは馬車乗り場で待っていた馬の手綱を引く男に話しかけた。


「おう、すまんが今日の客はあんたを含めて8人しかいねぇ、少し割高だがいいか?」


「かまいませんよ」


 この世界の馬車は一台分の値段を人数で分けて支払う。 なので満車でないと割高になってしまう。 基本10人乗りの馬車の為、今回は2人分を8人が負担する形である。


「よし、ならあんたで最後だ。 はやく乗りな、すぐ出発するぜ」


 ダンヤーが乗り込むと子供を連れた夫婦と3人の女性グループ、それと1人の男が乗っていた。

 子供は初めての馬車なのだろうか体を揺らしワクワクした感情が見てわかるようだった。


「全員座ってるか? 出発するぞ」


 御者が手綱を握ると馬車馬の体が薄っすらと光に包まれた。馬は光に包まれたまま歩き出す。


「ママ! お馬さん光ってるよ! なんでー??」


「あれはね、馬車のおいちゃんのスキルなのよ」


「どんなのなの?」


「お馬さんが疲れにくくなって足が速くなるの、だから普通の馬車より早くテイシおばちゃんの所にいけるのよ」


「へぇー、僕も早くスキル使いたいなー」


「なぁに、心配しなくても後一年もすれば発言するさ!」


 ダンヤーはそんな家族の会話を微笑ましく聞きながら、4時間もかかるんだ少し寝ておこうと考え眠ってしまった。

 ダンヤーが次に目を覚ましたのは王都に着いてからだった。


「お客さん、着いたぜ。 早く降りてくれ」


 御者に起こされあたりを見回す。 乗っていた客はダンヤーだけとなっていた。


「すみません、すぐに降ります」


 馬車を降りたダンヤーは伸びをして目を覚ます。


「さて、情報探しは宿を探してからですね」


 ダンヤーは宿屋を探して歩き出した。

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