ミル・フィーユ
一枚一枚
剥がしてみたくなるじゃない
今日も
明日も
明後日も
積み重なった君の顔
積み重なった君の言葉
握ったかんなで削るみたいに
ナイフと
フォークで
切り分けるみたいに
一枚
一枚
剥がしたいね
剥がれた顔が
剥がした言葉が
一枚一枚
床の上に
広く広く
落ちていって
足の踏み場もないくらい
どうしようもないくらい
僕のことを見上げて
見つめて
睨んで
くるんだ
僕は向こうに行きたいから
その顔を
その言葉を
踏みつけながら
歩いていく
Millennium Feeling.
気持ち悪いったらありゃしない
ありがとうございました。