第三話
「あ、あった!ん?」
5キロほど先の所に人の密集している所を見つけた閻魔だったがそこに迫っていく魔物の群れを見つけいぶかしむ。
「なんで森から出た所にあんな数のモンスターが居るんだ?」
これは、 全部閻魔のせいなのだが閻魔は知らないため何故なのかわからないのだった。
「まあいいや。目の前で死なれるのも気分が悪いし助けますかね。」
side 冒険者
「さっきまで静かだったのに何でこんなモンスターが居るんだよ!」
いつもの場所で討伐依頼を受けていた男は急にモンスターが増えたことに悪態をつく。
「多すぎる!!この数では逃げられもしない!」
始めの頃はかろうじて有利な状態を維持出来ていたが、男も人間なので動けば動いただけスタミナが奪われていき、徐々に押されていた。
「くそっ、まずい。このままだと、死ぬ・・・」
ゴブリン(モンスター)の剣が男に当たりかけた時、大きな音がして、ゴブリンの身体が・・・消えた。
「は!!!!?」
男は死ななかった事に安堵しながらも何が起こったか解らないことに当惑していた。
男が我に帰った時にはあれだけ居たモンスター達が全て消滅していた。
「なんだったんだ・・・・・」
side 冒険者終了
「あー終わった終わった。」
冒険者の男を助けた後、閻魔は先ほどの戦いを振り返っていた。
(どうしてあんな数のモンスターが森の外に居たんだ?あんな数のモンスターが居たのにも関わらず俺がここに来た時にはモンスターは一匹も居なかった。何でだ?)
頭がいいはずなのに全くと言っていいほど気づかない閻魔だった。
今日から学校なのでしばらく更新できません土日には更新できると思います




