第一話
彼がいつもの様に仕事をしている時だった。唐突に自分の仕事でより分ける魂のある世界の一つの神から呼び出しがあった。
(この忙しい時に何の様だよ。)
「済まんの〜、閻魔よ。」
「いえ、かまいませんよ。それで何の様でしょう。」
「では、単刀直入に言う。閻魔よ、閻魔を辞めるつも「有ります!!」・・・りはあるのか。」
「それでどんな事をさせてくれるのですか?」
「それがの儂の世界で馬鹿な奴が多すぎてな、神界まで上がってくる魂が少なすぎるのじゃよ。」
「だからお主に魂をここまで上げて来て欲しいのじゃよ。」
「解りましたが、何故閻魔を辞める必要があるのですか?」
「儂の世界では神、またはそれと同等の格を持つ者は入れることが出来ないのでな。」
「成る程、それで私から神格を取って人間にするわけですね。」
「うむ。そうなんじゃが・・・どうじゃ?」
「是非!」
仕事にうんざりしていた彼にとってこの申し出は渡りに船だった。
「一度成ったらもう閻魔には戻れんぞ?それでもいいのか?」
「はい!!」
「そうか!。ならうけてもらおうかの。」
ちなみにいく世界は剣と魔法とスキルのある世界で力が物を言う世界だったりする。
「あ、一つお願いがあります。」
「何じゃ?」
「私の代わりの閻魔を見つけておいてくださいね。」
「ああ、お安い御用じゃ。では送るぞ!」
こうして『ガイア』と言う世界に一人のもと閻魔が降り立ったのだった。




