第十四話
八月に投稿するとか言ったくせに一話だけでこんなギリギリに投稿して申し訳ありませんでしたm(_ _)m
次は魔王と勇者です。
ソ「で?どんな事をするの?」
実際に何をするのか気になっていたソフィアは閻魔に尋ねた。すると閻魔は何でも無いような顔をして言い放った。
閻魔「俺に傷を付けるか、俺の攻撃に耐える事。」
ソ「は?」
ソフィアは思わず目を見張った。それもそのはず。閻魔の桁違いのステータスはそんな事は無理だと言っているような物だからだ。
ソ「そんな事出来る訳が・・・」
閻「大丈夫だって、自分の実力を信じろよ。」
ソ「・・・うん。分かった!思いっきり行くよ!!」
閻「よし。ここでいいかな。」
閻魔がそう言うと周りの空気が一瞬で張り詰めた。その変貌といったら、周りにいた全ての生き物が逃げ出す程だった。
ソ「・・・・・・いくよ!」
閻「ああ、来い。」
ソ(閻魔の実力だと真っ向から戦っても勝機は無い。と私が考えるだろうと閻魔は考えると思う。だから意表をついた最初の一撃が最初で最後のチャンスだと思う)
そう思ったソフィアは、一瞬で全開の魔力を足に込め踏み込んだ。
閻「ーーっ!」
閻魔は少なからず驚いていた。ソフィアが正面から馬鹿正直に突っ込んできたからだ。
閻(少しぐらい様子を見るような行動をすると思っていたしな。それに・・・かなり早い!)
閻魔が紙一重で回避するとすぐさま、自分の腕に魔力を込め地面を殴りつけた。
ドガンッ!!!!
すると地面に50m程の凹みが出来それによって生まれた岩が飛び散って閻魔に当たりそうになる。閻魔がそれも当たり判定になると気づき慌てて結界を張った。
閻「っっと!あぶね〜」
ソ「まだです!!」
閻「なっ!?」
結界を展開することに成功して安心していた閻魔はソフィアのとった行動に文字どおり絶句した。それもそのはず、何故ならソフィアが結界をすり抜けてきたのだから。
ソ「貰った!!!」
閻「しまった!!!」
ゴツッ
ソ「やったーーーーー!」
閻「やられたな。まさか結界が効かないとは思わなかった。」
ソ「これで私も神だよね!」
閻「ああ、そうだな。」
ソフィアに結界を破られ少しショックだった閻魔だったが無邪気に喜ぶソフィアを見ているとそんなことどうでも良くなってくる閻魔だった




