第⒏5話
7と8話の別視点です。よろしければどうぞ
Sideソフィア〜
このままでは閻魔さんが殺されてしまう。私はそう思った。
ソ「閻魔さん逃げて下さい!」
だから必死になってあの人を逃がそうとした。たとえ自分がこの後、強姦されるだろうと分かっていたとしても、初めて死んで欲しく無いと思った人だったから。それなのに彼は私の願いを裏切るようにこう言った。
閻「嫌です。」
と
その言葉を聞いて少し嬉しかった。たとえ無理だと分かっていても自分を心配してくれる人がいるという事が嬉しかったから。だからあの人には死んで欲しく無いとより強く思い必死になって逃がそうと思った。だから危険を伝え怯えさせ逃がそうとしたのに、あの人はまた私の願いを裏切るようにこう言った。
閻「嫌です。俺もソフィアさんには死んで欲しく無いんです。」
嬉しかった。一生傍に居たいと思った。私はこの人が好きだと心から思った。でももう叶わない。世界で最強の4人に数えられる奴には勝てないから。もう奴が閻魔さんに初撃という名の止めを指す所だった。もう終わった、そう思った。でも、突然奴の身体が爆発した。そして、初めて愛しいと思った人の声が聞こえた。
閻「ちょっとやり過ぎたかな?ソフィアさん大丈夫ですか?」
一瞬何が起こったのか解らなかった。でも差しだされた彼の手を見て我慢出来なくなってしまった。
抱き付いてしまうともう止まらなくて、彼が戸惑っているのも分かったけど、我慢出来なくて泣いてしまった。
彼が優しく抱きしめ返してきた。
閻「もう大丈夫ですよ。あの屑はいません。」
それで思いっきり泣いてしまいその後の記憶が無いのですが優しく暖かい物が私をずっと包んで居てくれたのでとても安心出来ました。
Sideソフィア〜end




