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新党のちゆたか~恐怖の10月~

作者: 束間由一



 20××年×月。

 日本では、恒例の衆議院選挙が行われた。


 この選挙で、新たに旗揚げした政党は幾らかあった。

 その中でも、特に大きな議席を得て躍進したのが「新党のちゆたか」だった。


 名前の通り、後の日本を豊かにする事がスローガンのこの党は、的を得たマニフェストと、積極的な広報活動、若手議員を中心とした言わば「ピチピチ構成」で与党の議員の議席を奪い取って行った。


 TVでも、この活躍は大きく報道され、国民の支持も厚い。

 特に若年層の支持は絶大だった。


 しかしこの10月、この人気政党に破滅を誘う事件が起こる。


 まず、党員のA氏が暴行事件を働いた。 

 酒に酔っての犯行で、相手は今だに意識不明の重体である。


 次に、党員のB氏が盗撮で逮捕された。

 おまけに、血液検査で覚せい剤反応が出てしまい、お縄となった。


 さらに9日、党員のC氏が窃盗。

 150円のパンを盗んでいるところが防犯カメラに映っていたため、これが証拠となった。


 その上ダメ押しのように、党首であるT氏に闇献金とストーカー疑惑と詐欺の3つの疑惑が報じられ、「新党のちゆたか」は結成1年に満たないうちに最大の危機を迎えたのであった。  



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