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目覚めて最初にした事は

あの子はかれを探しながら

この世界を壊している

体は朽ちてなくなっても 

彼はいるのに

どれくらい眠ったのか

確か着いた時は空には太陽らしいものがのぼっていたのに

今は月がみえます

「しまったどれくらい眠ったんだろう」

何日も経ってないと良いけど

そんなことを感じながら

周りを見渡せば

広い荒れた草原のなかにいて

人らしきものも生き物らしきものもいません

あの子が壊した大地が広がる

そんな場所


ここはもう生きていないのね

そんな風に思いました

全ての生気をあの子が奪った

始まりの場所

ここに着いて眠ってから見た夢のなかで

彼女が愛する番を殺された場所


「愛することができたのね」

私はそう呟きました

幸せだったのね

凍えるような冷めた目で生きていたあの子しか知らなかった私は

それが嬉しかった

少しだけ胸がチクリとしたけれど

その手を離してしまったのは

わたしだから


この広い大地 

あの子の大切な彼は

どこに眠っているのでしょうか

次に思ったのはそれでした

そうして私は

彼女をこの世界に留めている原因の

彼を探すことにしました


体は朽ちても彼はいるのに

怒りに囚われた彼女にはわからないのね

このままこの世界を壊してしまったら

彼女はペナルティをうけてしまう

そうしたら

輪廻が違う世界の彼らは

もう2度と一緒にいられないのに


この世界に連れてきてくれた

彼への愛が貴方をここにとどめているのね 


彼は龍族で、そのまま番である彼女と時を過ごしたら龍神になる存在だったので

魂だけなっても存在できたのです

その存在を認知されていれば…


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