シードマンとのデート
ひまりと美織はシードマンとのブルマー談議を満喫した。「ねえひまり、なんでリアルはブルマーが下着じゃないの?」「いっ異世界ではブルマーが下着なの?」「もちろんさ。だからこそ聞いてるんだよ」「わっわからないわっ」「美織はどう?」「わっ私に振られても何も出ないわよっ」「じゃあブルマーは誰のもの?」「もっもちろん私たちのものよ」「美織はどう?」「あっあなたたちと・・、わ、私たちのものに決まってるわっ」彼らはひまりたちの初々しい反応に大満足。ジュース代は彼らが支払ってくれた。世界線を越えた以上、2人は精神体だから水分しか摂取できないのだ。ひまりたちはデートに連れ出された。2人はハルクたちにスマホを持たされたので、帰りは彼らが迎えに来てくれるはずだ。ひまりたちは温水プールに向かった。水着はフロントでレンタルできるが、なぜか白のビキニしか置いていない。2人はイヤな予感がしたが、あえて流した。シードマンとのデートなんて次にいつできるかさえわからないからだ。ひまりたちは更衣室で白のビキニを身にまとって彼らと落ち合い、人工の砂浜でビーチバレーを満喫した。シードマンはネットを低くしてくれたので、2人でもアタックするチャンスが与えられた。このあたりの細やかな気づかいがふつうにあるのが嬉しい。彼らはひまりたちの引き立て役に徹してくれた。2人は敵同士に分かれたが、セッターにアタッカーと実に多彩な活躍を見せてくれた。美織が転んでチームメイトに優しく引き起こされるのを見るや、ひまりもわざと転んでチームメイトに優しく引き起こされて2人はメロメロにされまくった。ビーチバレーに飽きるとひまりたちは温水プールで泳いだが、実は2人とも泳ぎが苦手。ひまりたちはここぞとばかりにシードマンに甘えまくった。彼らは優しく泳ぎを教えてくれた。ひとしきり泳ぐと2人はシードマンと仲よくプールサイドで雑魚寝した。実は白のビキニは水やお湯に触れるとどんどん透ける。リアルにはない素材で、温水プールや混浴露天風呂には必ずレンタルされていた。ひまりたちはウトウトしながらも春の陽気とポカポカした日差しを心地よく受け入れた。すでに自慢の桜色の胸のつぼみがスケスケだが、2人は更衣室に入るまで気づかなかった。フロントに白のビキニを返却してシードマンと落ち合うとひまりたちは顔を赤らめて耳まで赤くなった。なおも2人はデートを続けた。お化け屋敷に入るとひまりたちはビビりまくった。2人はシードマンに抱きついてはキスまでされてとろけさせられた。ひまりたちは代わる代わる彼らに濃厚なキスを浴びせられまくった。2人がお化け屋敷を出る頃にはシードマンにすっかり飼いならされてしまった。別れ際にひまりたちは連絡先を教えた。春休みやゴールデンウイークにはシードマン限定の日本語ツアーがある。2人1組でコンダクターを務めるのは現地の魔法戦士だ。「僕たちは必ず名古屋に行くよ」「じゃあ私たち名古屋で再会できるわね」「すっごく楽しみだね」帰宅した2人はさっそく魔法戦士管理局事務所のホームページを閲覧したが、デビュー前でも日本語ツアーのコンダクターにエントリーできるという。しかも2泊3日。交通費や宿泊費はシラサギ公国が負担してくれる。要は食事代だけ。日本語能力はさほど問われない。報酬は10万円だが、日本円での支給はない。手渡しならアメリカドルかユーロ。仮想通貨ならイーサリアムかスイで受け取れるが、ウォレットが必要だ。ひまりたちはウォレットを作成し、報酬をスイで受け取ることにした。これはシードマンからのアドバイスに従ったものだ。「報酬はどの通貨が人気なの?」「イーサリアムが定番だ」「スイはどう?」「スイには期待しかない。面白いと通貨だと思うよ」「じゃあ私たちスイにするわ」日本語ツアーに参加するシードマンは6人から10人なので、2人がデートしたメンバーと顔ぶれが変わらない。彼らとは世界線が違うのでネットでつながれないが、再会は意外と早くなりそうだ。ひまりたちは彼らの春休みの予定を聞いていたからスケジュールを合わせやすい。ツアーコンダクターには特別なスペックは不要だから事前に研修を受ける必要もない。シードマンと触れあえばそれで充分。魔法戦士とシードマンのデートでしかない。3月27日。ひまりと美織はシードマン限定の日本語ツアーに参加した。2人は専用のバスガイドのコスチュームを身にまとって6人のシードマンに名古屋で再会した。前回と同じ顔ぶれだから安心感が違う。キースとクルトとケラーが[ひまり組]。ニールとビルとヤンが[美織組]。バスガイドのコスチュームはブレザーの制服に似ているが、ミニスカートの丈が短くてひまりたちはブルマーを着用していた。この日は風が強く、トイレ休憩でサービスエリアにバスが止まって2人がバスを降りればブルマーが丸見えにされまくった。