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光魔法を使う


「よし次ギリシアユート」


 俺の名前が呼ばれ前に出た。


「あのカクス先生得意な魔法だったら何でもいいですか?」


 俺はカクス先生に聞いてみた。


「別にいいが何でそんな事を聞く?」


「いえ、少し気になりましてそれでは打ちますね」


 俺は少し本気を出すために火の魔法を打った。


「何だ、ありゃぜんぜん弱いじゃないか」


 さっきのジングカイが言うと皆が笑い出したがエリだけは笑わなかった。


「おい待て、ギリシアユート何をする気だ」


 俺が打つとカクス先生が止めてきた。


「何って自分が得意な魔法ですよ」


 そして俺は火の魔法から竜を皆に見せた、皆は驚いて逃げ出そうとするので、俺は竜から火魔法に戻し終わらせた。


「どうですかカクス先生」


 俺はさっきの魔法の意見をカクス先生に意見を求めた。


「どうですかじゃないお前何故あんな魔法が使える」


 カクス先生に意見を求めたが俺はカクス先生に怒られた、すると皆俺を不思議に見てきたがエリだけは俺に話しかけてくれた。


「ユート貴方すごいはねあんな魔法使えるなんて」


「そんなにすごくないよ、今の魔法は母さんに教えてもらっただけ」


 俺はエリと話しているとすごく嬉しくなった、エリが話しかけてくれたおかげで皆も俺に話しかけてきた。


「すごいユート君、私あんな魔法見たことないよ」


「今度俺にも教えてくれよ」


 エリと話していると他の皆も俺の周りにぞろぞろ集まってきた、するとカクス先生が言ってきた。


「今日はすごい物を見たし次の魔法の授業は午後からにしよう皆昼休みにしろ」


 カクス先生が言って俺の周りにいた人たちは昼休みに入った。


「ちょっと待て、ギリシアユートお前には話があるから放課後残るように」


 カクス先生が言って俺ははいと返事をして教室に戻った。

 教室に戻るとエリしか居なかった。


「あれ他の皆は?」


 俺はエリに聞いた。


「皆、学食か購買みたいよ」


「そっか、エリはお弁当?」


「そうだけど」


「それじゃあ一緒に食べようよ、俺一人は寂しいし」


「いいよ、それなら外で食べようよ」


 エリが言うと俺達は外に出た、外に出ると風が気持ちよかった。


「ここで食べよう」


 エリがベンチを指差し俺達はそこに座り弁当を開けると俺はすぐにそれを閉じた。


「ん?どうかしたの」


 エリが俺に聞いてきた。


「いやなんでもないよ」


 たく母さんなんて物を作った、まさか弁当にピンクのハートが書いてあるなんてこんな物開けられないだろ俺がそんな事を考えているとエリが声を掛けてきた。


「食べないの?」


「いや食べるよ」


 俺は仕方なく弁当の蓋を開けた、エリは俺の弁当を気にせず自分の弁当を食べていたので俺はすぐにハートをかき混ぜて消した。


「そのお弁当おいしそうだね」


 エリが俺の弁当を指差し見てきた。


「それならあげるよ、何がいい?」


 俺はエリに弁当のおかずをあげる為にどれがいいか聞いた。


「それならその肉じゃが、もらってもいい?」


 エリは肉じゃが、指差し答えた。


「いいよ」


 俺は肉じゃが、エリの弁当に入れた、するとエリも自分の弁当からおかずを分けてくれた。


「はいこれお礼のから揚げ」


 エリは俺の口に入れて俺はもぐもぐと食べた。


「おいしいねこの肉じゃが」


 エリも肉じゃが、もぐもぐ食べていた。


 俺達が仲良く食べているとジングカイの姿を見つけた彼は俺達に気づくことなく学校に入っていった。


 俺達はお弁当を食べ終わり話していた。


「それにしても貴方のあの魔法本当にすごかったわ」


 エリはさっきの俺が使った魔法について聞いていた。


「そうかな、エリならあの魔法も使えると思うけど」


 俺はエリにならあの魔法を教えてもいいと思った、俺はエリに教えようと声を掛けようとした時に午後を告げるチャイムが鳴った。


「チャイムが鳴ったしユート急ぐわよ」


 エリが言って俺達は急いで教室に向かった、教室に着くとすでにカクス先生が教室に居た、俺とエリは席に座りカクス先生の授業が始まった。


「全員集まったようだし授業を始める」


 カクス先生が言うと教室に誰かが入ってきた、入ってきたのは魔法科の生徒会長だった、会長は教

壇に立ちカクス先生が話し始めた。


「この授業では彼女も立ち会って貰う」


 カクス先生が言うと生徒会長が話し始めた。


「皆、入学式でも会ったよね、改めて自己紹介するね、私の名前はリヒト男っぽい名前だけど女だからね」


 リヒトさんが挨拶するとカクス先生が授業の説明をしてくれた。


「この授業ではリヒトにお前たちを鍛えて貰う」


 カクス先生が言うとリヒトさんが何か唱え始めた、すると教室が暗くなった、皆はなにが起こったのかわかってないが俺はすぐに気付いたこれが授業だと、すると俺はすぐに光魔法を使い教室を明るくした。


「へー私の暗闇魔法よりも強い光魔法を使う人がこのクラスに居たのか」


 どうやらまだリヒトさんは俺が使ったことに気づいてなかった。


「今ので、わかったと思うがこの授業ではリヒトがお前たちの先生だ」


 するとカクス先生が話し始めた。


「ここではリヒトがお前たちに教える側になるので俺はこの授業には必要ないので後はリヒトに任せる」


 カクス先生が話し終わると先生は教室から出て行った、リヒトさんが残り授業が始まる。


「で、さっきの光魔法を使ったのは誰?」


 リヒトさんが最初に聞いてきたのは光魔法についてだった俺は黙っている事にしたので静かにしているとジングカイが立ち上がった。


「はい、俺です」


 するとリヒトさんがジングカイを見ているとエリが話しかけてきた。


「ねえユートさっきの光魔法貴方がやったでしょ?」


 エリが聞いてきたので俺は嘘をつかずに答えた。


「そうだけど」


「だったらなんで言わないのよ、あいつ嘘つきじゃない」


 別に俺は誰が立ち上がっても良かったがエリが不機嫌になってしまった。


「俺は別に気にしてないさ、それよりもここでまた目立ったら嫌だしね」


 俺が言い終わるとリヒトさんが話し始めた。


「そっか、さっきの魔法は君かすごいじゃないかあんなに強い光魔法私は見たことないよ」


「そんなに褒めないでくださいよ」


 リヒトさんが褒めるとジングカイは嬉しそうな顔になっていた。


「それじゃもう一回見せて?」


「へっ?」


 するとさっきまで嬉しそうだったジングカイの顔がだんだんと焦った顔になっていった。


「いくよ」


 リヒトが言って教室は暗闇に閉ざされた、皆はジングカイの光魔法を待っているが教室は全然明るくならなかった。


「あれ?どうしたの、早く明るくしてみて」


 リヒトさんが言うと俺は仕方なく光魔法を使い教室を明るくして見せた。


「へー君私に嘘ついたの、今の君の魔法じゃないよね?」


 リヒトさんはジングカイが何もしてないのに気づき、彼と話していた。


「俺、嘘なんかついてないです、今のもさっきのも俺の魔法です」


 ジングカイはまだ嘘をつき続けていた、するとリヒトさんは俺に詰め寄ってきた。


「さっきのも今のも君がやったよね?」


 リヒトさんは俺に詰め寄ってきて聞いた、俺は黙っていたがリヒトさんは全然引かなかった。


「ねえなんで黙っているの?」


 俺が黙って切り抜けようとした所にエリが話した。


「あの、そろそろ授業を始めてもらってもよろしいですかリヒト先生?」


 エリが言うとリヒトさんはエリを見た。


「仕方ない今は授業を始めようかだけどまだ君には話があるからね」


 リヒトさんは教壇に立つ前に俺の方を見てにっこりと微笑んだ。


「助かったよ、エリ」


 俺はエリに言った。


「それよりも、気を付けなさいよ、ユートあの人少し危険な香りがするから」


「エリには分かるの?」


 確かに俺もあの人は少し危なそうさ気がしたがエリも気付いたようだ。


「ううん、まだ分からないけど少し気になってね」


 俺がエリと話しているとリヒトさんの授業が始まった。


「それじゃ今日は闇の魔法について教えるよ」


 リヒトさんの授業が始まり俺は聞いていた。


「そうだね、まずは実践してみようか」


 するとリヒトさんが黒いボールを作り出した。


「これは闇の基礎のダークボールだよ」


 リヒトさんが言うとそのボールはだんだんと大きくなっていた。


「これを今から君達に作って貰うよ」


 リヒトさんはダークボールを消すと俺達に言ってきた。


「そうだね、まずは君に作って貰おうかな」


 リヒトさんはまずエリに声を掛けた、エリが声を掛けられ椅子から立ち上がりリヒトさんがいる所まで行った。


「別に自分の所でやってもいいよ?」


「いいえここでやります」


「それじゃやって貰おうかな」


 リヒトさんが言ってエリは黒いボールを作り出そうとするが作れる気配が無かった。


「そこまで」


 リヒトさんがストップを掛けたのでエリも止まった。


「うんだいたい君の事はわかったよ、それじゃ席に戻って」


 リヒトさんはエリに言うとエリは悔しそうな顔になって席に戻ってきた。


「大丈夫かエリ?」


 俺がエリに声を掛けるとエリは大丈夫だと言ってきた。


「それじゃ次は君に作って貰おうかな」


 リヒトさんは俺に声を掛けてきた、俺はエリのように前に出なくその場で作り出した。


「さすがだね、君は全属性の魔法でも使えるのかい?」


「いいえたまたま母親に教えて貰いました」


 俺はリヒトさんに言って席に座った、席に座るとエリが話し掛けてきた。


「ねえユート今日の放課後貴方の家に行ってもいい?」


 どうやらエリは俺の家に行きたいようだった。


「どうかしたのかエリ少し変だぞ」


「ちょっと私もユートのお母さんに魔法を教えて貰いたくてやっぱりダメ?」


 エリは母さんに魔法を教えて貰いたかったようだがそれは無理な話だだって母さんは能力者なのだからだがここで断ってしまえばエリは落ち込むだろうだから俺は断らずに家に招待する事にした。


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