母さんのご飯を食べる
この学校の入学式は普通の学校と一緒だ、違うとすれば全員が能力者か魔法者くらいだろう
そんな事を考えていると入学式が始まった、最初に生徒会長からの話らしい。
「えー皆さんよくこの能力魔法学校に入ってくれました、私はこの学校の能力科の生徒会長のフクリですよろしく」
能力科の生徒会長が話していると魔法科の皆は全員聞く耳を持たなかったが俺は聞いていた、フク
リさんの話が終わり次は魔法科の生徒会長の話だ。
「今度は魔法科の生徒会長である私が話すから皆聞いてくれ」
反対に今度は能力科の生徒が聞く耳を持たなかった。
「これで私の話は終わりそれでは皆さんよい学校生活を」
二人の生徒会長の話が終わり次は先生の話だ。
「よし、ではこれからこの学校について話していく」
先生の話は授業関係や部活についての話だった。
そして先生の話が終わると入学式が終わり全員教室に戻った、教室に戻るとカクス先生が戻ってく
るまで俺は席に着いて待っていた。
すると隣の子が話し掛けてきた。
「ねえ貴方入学式で能力科の生徒会長の話も聞いていたよね?」
「それがどうかしたの?」
俺は何故そんな事を聞くのか考えていた。
「いや普通は魔法科の生徒会長の話だけ聞くでしょう」
俺はしまったと思った、確かに俺は魔法科に入ったので能力科の方を聞いてしまったら怪しまれる。
「まさか貴方能力科の」
その子が言い終わる前にカクス先生が教室に戻ってきた。
「それじゃあ今日はここまで明日から魔法について教えるから皆お疲れ」
カクス先生が言うと皆は帰る支度を始め帰りだしていた。
「ちっ」
隣の子は舌打ちして教室から出て行った、その子が帰ったので俺も家に帰る用意を始め教室から出て行った。
「ユート」
学校の外に出ると母さんが待っていた。
「どうだった入学式は?」
母さんは俺に近づいてくると入学式の事を聞いてきた。
「良かったよ、それに能力科の生徒会長の話も良かったし」
「確かにあの子の話は良かったわ、それもだけどユートあなたの隣にいた子すごい美人だったじゃない」
どうやら母さんは入学式で俺の事を見つけたようだ。
「確かにあの子可愛かったけど性格はきつそうだったよ」
「そうなの?もしかしたらその子昔の母さんにもしかしたらにてるかもね」
母さんが言うと前にあの子が歩いていた。
「ユートあの子前に居るじゃない、私挨拶してくるからここで待ってなさい」
「あっ待ってよ、母さん」
母さんは俺の話を聞かずに行ってしまった。
「どうもこんにちは」
母さんが挨拶するとその子は振り返った。
「どうも」
俺は母さんを止めようか迷ったがここで待っている事にした。
「それで私になにか用ですか?」
あの子絶対に怪しんでいるよな、俺はそう思っていた。
「いえ別に少し挨拶をしておきたくて」
そして母さんがその子と話して、話が終わったのか母さんは俺の方に戻ってきた。
「さあ帰りましょう、ユート」
「それより母さんあの子となに話したの?」
「ユートには関係のない話よ、そういえばあの子の名前エリらしいわよ」
母さんが言うと俺はあの子の名前を知ったそうかエリというのかそうして俺の学校生活の一日目は終わった。
俺が母さんと家に戻ると自分の部屋のベッドで寝転んだ。
そうして俺が寝転んでいるといつの間にか寝てしまっていた、俺が起きたのは母さんが呼んだ時だった。
「ユートご飯よー」
俺は下に降りると母さんが晩ご飯の用意をしていた。
「今日はユートの好きな肉じゃが」
母さんが言って机にはご飯が並べられた。
「ありがとう母さん」
俺は母さんにお礼を言って、ご飯を食べた。
「いつもながら母さんが作るご飯は美味しいね」
俺は母さんに言って母さんはそんなに褒めなくていいよと言った。
俺はご飯を食べ終わると父さんに挨拶した。
「父さん俺今日から父さんと同じ魔法の勉強をする事になったよ、本当は能力の勉強もしたかったよ、だけど今は魔法の勉強に打ち込むよ」
俺は父さんの写真に言って部屋に戻った。