【5】大黒柱
【5】
2018.04.08
昨日は風がとても強い日でした。バイト出勤時に、僕のくるくるとカールした髪の毛は、強風によって、四方八方になびき、巻かれて、大忙しでした。僕の職場は、歩いて12分ぐらいの職場です。地元の大手スーパーの中にありますファミリー向けのゲームセンターです。昨日は土曜日ということで、多くのお客様がご来店されました。一年と3ヶ月ほど今の職場では働いておりますが、お客様と親しくなっていきますのも、この仕事の魅力の一つだと思います。内容は詳しくは書けませんが、どこそこの学校に入学した、最近彼女と別れた、転職するかどうか悩んでる、どこそこの歯医者はいいよ、などなど、色々とお客様の諸事情にも、少しだけ携わっていくようになります。これは、当初僕が抱いていたゲームセンターのイメージとは、違ったものでしたが、これも働いていて良かったなぁ、と思うところです。また、地元の同級生やお友達とも再会し、中には、ご結婚され、小さなお子様連れで、足繁くご来店して下さったりと、本当に多くのコミュニケーションの交流の場にもなりますので、僕はこのような人々の輪の中で、仕事が出来る経験は、大変有り難く、貴重な経験をさせて頂いていると、感じさせて頂いております。仕事のやりがいや人生の生きがいにも繋がってきます。やっぱり、人は、人の輪の中で、共に生きて、共に育まれていき、共に豊かになっていくものだと、改めて思います。感謝感激。
そういえば、昨日は少しだけ不思議な心境に到りました。休憩中に、僕はまだパパにもなっていないのに、突然「パパ…!」という、呼び求めている幼い男の子の声が自身の中で、谺したように感じました。涙が溢れてしまうほど、愛おしい想いが、胸に込み上げてきたのです。涙をこらえるので、必死になるぐらいです。普段は、こんな想いに到らないのですが、その谺した声を僕は、強く強く抱きしめました…。そうしましたら、不思議と「よしっ!」と、一本筋が通り、「まお」という生命の柱が、足のつま先から、頭のてっぺんまで、聳え立ったように感じました。そのような心境の中で、休憩が終わり、改めて、現場に出ますと、「大人もおじいちゃんもおばあちゃんも、みんなみんな、昔は子供だったんだ。そして、みんながみんな、神様から愛されている子供なんだ」という特別な思いが、強く湧いてきまして、とてもとても愛情に溢れてきたのです。これは、僕にとっては、大事な大事な気付きでした。
しかも、しばらくしましたら、ある男の子に、絆創膏を巻いてあげる機会が偶然にもありました。僕は、まさに「パパ」のような気持ちになって、絆創膏を巻いたのでした。
これは、昨日の日記で「やがて、僕は一家の大黒柱にならなければ、ならない存在」と書いたからでしょうか…。引き寄せの法則というものが近頃、流行っているようですが、まさに、それが実際に起きて、身を持って体験させられたのです!
「事実は小説よりも奇なり」とは、
まさにこのこと!
これは、きっと、神様が、僕のために、
大事に大事に、あたためて、プレゼントして下さった体験なのでしょう!
このように少しでも「パパ」のような想いを抱かせて頂きまして、本当に有り難いことです…。これからも昨日の「プチパパ体験」を大切に大切に胸に抱き、歩んでいけたらと思います。
世界中のパパやママや子供達が、心あたたかく、幸せに暮らされていかれますように。