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実技テストPart1

天才妹の血のつかながってない兄なのだが正直周りと比べられることは多々あった。もちろん兄だからしっかりしなさいとも言われたことはある


でも妹はいつもこう言う「お兄ちゃんがやる気になれば私よりの方がもっと凄いと」…


妹からなんで本気にならないのと言われたことがある、もちろん理解ができないように濁したが。


少し考えてほしい、君たちならなにごとにも最強というのに憧れたことはないだろうか?。もちろん俺もその一人だった。だけどいざなって見ればなんて残酷なんだろうか。


例えばバスケ、どんなに経験者が束になっていても余裕で勝てて息一つ乱さない

例えばテニス、サーブを打てばそのボールは相手が取ることはできずまた相手がサーブをリターンで取れずに勝つことが出来る。


最近あらたに魔法を使うテニスもあるが身体強化魔法のみで試合をするらしい。

あとは自分が作った固有魔法(オリジナル)を発表する固有魔法大会くらいだろう…妹に出るように誘われたのだが断ったが


本気は出さない、出したくない、多少目立つ程度や少数に目立つならいいが大勢の人間から目立ちすぎるのは俺の立場上デメリットしかない。


だからとある一つの枷をした


『魔法十段階封印』


魔法を10個の鍵で各扉を閉じたというイメージだろうか


妹に将来どんなことをしたいかと言われたことがあった、その時は特に何もなくごく普通にサラリーマンとして生涯を終えようとは考えてはいたが…今は可愛い妹のためにアシスタントの道に進もうと思う。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「裕翔さん?そろそろ行きますよ?」

「琴美少し待ってくれ、ネクタイがまだだ…」


ネクタイをぱぱっと結びカバンを持ち家の外に出る

ちなみに封印鍵はいつもポケットにしまってある。



「にしてもまた裕翔さんは抜きましたよね?」

「はっはっはっは妹よ裕翔さんではなく裕翔と呼びたまえ」

「昔の癖でさん付けしちゃうので無理です」

「よく言うよ、昔なんてお兄ちゃんっていっていまえて…うぉっと」

視界の端で俺のことを殴ろうとしてくる琴美を当たるか当たらないかギリギリなところで避ける、もちろんいつもの事なので気にしてはいないが


「昔は昔で今は今ですぅ!いちいちいわないでくださいよ!!恥ずかしいです!!」

「ははァ〜天才妹様ァ〜…ってまたしてくるじゃないよ」

「裕翔さんがからかうからですよね!?いつも毎回こんなことして!!少しは真面目になったらどうですか!」

「いやいやいやいや俺は至って真面目だよ?」

「何が真面目ですか!?魔法テストで0点たたき出して座学で100点ってありえないですよね!!」

「まあまあそう熱くなるなってほら、お茶」


カバンからお茶をとりだしてコップに注ぎ琴美にそれを渡す


「あ、ありがと…じゃなくて!!話し逸らさないでください!!」

「ハイハイとりあえずのもーねー」


琴美が持っていたコップを琴美の口につけて無理やり飲ませるその際にんー!んー!っと言うこえがきこえたが…まぁ問題ないか


「…何するんですか?」

「全く…少しは頭冷やせ、ここはどこでしょうか?」

「どこってそれはがっこう…」

「うん、分かったみたいだね、少し朝から目立ちすぎだよ?目立つなら俺のいないところで目立ってくれ。」

「ご、ごめんなさい…」

「琴美は新入生代表なんだからしっかりしなよ?それじゃぁいってくるといい俺は先に体育館で座ってるから」

「分かりました、そう言えば兄さんは家に届いたクラス表何でした?」

「それは後でほらはやく行ってこい時間がもう無いぞ」


頭をやさしくと撫でてやさしく笑うとなんとビックリ琴美の顔がリンゴのように真っ赤になるじゃないですか。


「い、いってきますぅ!」


全く、テンションが高いというかなんというか、まぁいくら天才と言えどまだ高校1年琴美より上はそこらかしこにいる、琴美が一流の魔法士になるにはまだまだ先になりそうだな…






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



中庭に椅子と机があったのでそこで陣紙(じんし)と右手に魔力を収束させてまだ完成してない琴美専用の魔法陣の作成に取り掛かる。…と不意に建物内どこかから視線を感じ何かと思い振り返ると、そこにはてを招きながらにこにこと笑う女性がいたので仕方が無いので昇降口から入ってその部屋にむかう




「やぁ、君が筆記で100点をたたき出したっていう龍宮 裕翔くんだね?私は四之森 双葉と言うんだけど、まぁここで話すのは少々あれだから私の研究室に入りたまえ」

「んじゃ遠慮なく入らせてもらいますよ四之森先生」


しかし入った部屋は先の部屋は余りにも紙が散乱しておりインクが飛び散っていて汚かったが…さすがに俺は汚すぎる


「あ、気にしないでくれ」

「そうですか、とりあえず何のようですか?」

「そうだね…特に用事はないのだが何となく気になってね、さっきの場所でなにをしようとしていたのかなっと…ね?」

「四之森先生ストレートに聞いたらどうですか?入学したての学生がなぜまだ習っていない筈の固有魔法を作成しようとしたのかでしょう?」

「まぁそんなところだ、後ついでに言っておくと君の周りにはどうやら、多くの精霊が飛んでいるように見えたのでね?」


精霊のような実態を見ることができるの眼、一般の名前でいうと霊視、精霊や聖霊、などといった実態を持たない霊体生物を見ることができてその機能がオンオフ可能な瞳というのが普通だが最近とある学者が実はその霊体生物とと魔力共有(パス)を繋げることで魔法の威力を飛躍的には上昇させる力があるらしいと1部話題になってるらしい


「霊視ですか、いい目をお持ちですね?でも言ってもよかったんですか?一生徒に教えてはいけないことでしょう?」

「私の近くに飛んでる意思疎通可能な精霊が大丈夫と言ってくれたのでね?君も同じ目を持っているのだろう?」

「まぁたしかにそういうの目は持ってますけど似てる程度ですけどね…って何のようなんですか?」

「いや、君の作ろうとしていた固有魔法が気になってねなんとなくだが見たくなったんだ、私が霊視できるということ教えたんだ、龍宮君も何か面白いことを見してくれ」


等価交換という奴か、古くから錬金術なので使われている原則、等価交換を無視して錬金術は使えないと言ったこと考古学者が言ってた気がするような…


「まぁいいですよ、少し静かにしててくださいね…」


右手に魔力を収束させる、その際右手と左手の魔力を収束させてそのままキープする、そして溜まりに溜まった魔力を一気に陣紙に流し込み魔力を操作して魔法陣をすぐに作りまた更に流し込む。


そして収束させた両手の魔力をすべて流し込むと魔法陣が淡い色を放ちながら点滅していきやがてその魔方陣は光をなくなり陣のあとが残った紙になった


「…どうしたんですか?そんなに考え事して」

「いや、なんで力技で記録したのかなと思ったんだが…君ならもっと効率よくできたはずだと思ったんだが…あとなかなかそのやり方は危険じゃないのかね?」

「あ〜…力技の理由ですか?そうですね…オフレコで頼みたいのですが、まぁ例えば道幅の狭い道路で車を走らせるか道幅の大きい道路で車を走らせるかですね」

「つまり力技で魔法陣を作れば起動が早くなるということか…興味深いな…良ければ私がいい値でかいとろう」

「嫌ですよ、おれが固有魔法作るのは妹だけですから」

「確か首席の琴美ちゃんか?」

「そうですよ、まぁ血は繋がってないですけどね」

「そうか、ところでこの魔法はどんな名前でどんな魔法なんだ」


メガネを外して紙とにらめっこみたいな感じでじとーと見ている先生は面白い、なんとなくだが幼さがあるような気がしてそういう所は可愛いと思う


「そうですね…枠にとどめるなら、多分ないですね、しいていうならおれが1から新しく作った浮遊魔法で、名前はないですよ…ですけどやっぱり失敗しましたね、やはりマニュアルでプログラム作って演算装置でやった方が効率いいか?」

「裕翔くん…ちょっと待って…今なんていったの?」

「え?いや、単なる浮遊魔法ですよ?一定効果範囲内を自由に飛び回ることが出来る程度のって言っても凡人がつかったらすぐに魔力渇望になって最悪の場合死にますからね…まぁ琴美なら1分くらい飛べるかな…」

「いやそもそもたしかに擬似的な浮遊魔法は普通に存在するが一定効果範囲内を自由に飛び回ることなんてまだ誰も成し遂げてないよ!!これ実は物凄いよ!!現代の魔法技術じゃ無理と言われてるなんもんをいとも簡単になんてすごいよ!!発表しよう!!」


物凄く興奮している四之森先生のキャラが崩壊して大人しい感じの雰囲気からいってん物凄くテンションが高いというかなんというか…


「…先生俺を人殺しさせるのですか?たしかにこの魔法を発表したら間違いなく有名になるでしょうですがもしこの魔法陣がコピーされて世界に流出したら?70年前の第4時世界大戦みたいなことが起きますよ、そしてこの魔法が使用されるのも確実です、俺は妹のためにやってるだけでそれいがいはどうでもいいんですよ」


「随分と妹が大切みたいだね?…まさか好きだったり…」


と笑う四之森先生なのだが言った通りだったりするのだが俺には近い将来やらなきゃいけない事が一つだけある、それは避けられない未来絶対に改変不可能な未来、だからこそ琴美には自分やその周りの人を守って欲しい


「ええ、好きですよ?もちろん異性として、ですけど俺は琴美と本来は一緒にはいれない人間、だからいまこうやって琴美一人で乗り切れる魔法を作ってるんですよ、それに琴美の将来の夢は先生ですよ?それを応援しない兄がいますか?」

「そ、そうか…そうかえされると少々困るのだが…」


ん〜、ん〜とうなっている先生をほっておいてバックの中から陣紙を取り出して先生に渡す


「四之森先生近いうちにあなたと生徒は…いや学校全体が危険になりますなのでこれを常日頃から持っててください」

「い、いったいなんのことを言って…」

「少し先の未来の話ですよ、俺の妹はどうやら裏の世界から人気らしくてね…できる妹がいるとホント大変ですよ、んじゃもし危険だと先生が判断したらそれを使ってください、持続効果は先生なら30分くらい使用できます1回きりなので気をつけてください、失礼しました。」


と部屋からでて行くとやがて裕翔の全身は見えなくなって言った

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