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その名を呼べ

 これは、という詩すら、はっとする画像に及ばない。これは、「いいね」の数のことだが。

それならば、読了スピードの最速であるところの俳句ならば画像に優越するかといえば…

 わたしたちは奥底への広がりを失った。第一印象とは記号のことではない。画像情報の領域のことであって。

 文字とは目で読み耳で聞くもの。再生するプレイヤーが貧弱なのだ。あるいはデコーダーが愚かなのだ。

 知らずには聞けないと詩人は言ったのだ。知らずには読めないならば、わたしたちは何も知らぬままに、上滑りの刺激だけで過ごしているのだろうか。

 押し込めているものがあるだろう。噴き出しそうな想いがあるだろう。他へ委ねるな。己へ委ね、呻き、煩悶し、その末に吐き出した一言は。記号であって記号でない。意味であって意味でない。発見であり既知であり、繋がっている言葉の広がりを知ることだ。

 目覚めて初めて見る朝を、言葉にすら出来ないその光を、あなたは何と呼ぶのだろうか。

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