旅の仲間の再会
朋美が見つかってから2ヵ月後…その日は突然訪れた。
俺は朋美と港町で受けたモンスター退治の依頼をこなし、帰国する直前だった。
いきなり目の前に眩い光が弾け水晶が現れた。
《竜巳…ありがとうございます。バランスが均衡しました。ディスヴィアス山脈山頂に、カンデラから貰った鍵を持って来て下さい。そこで貴方は元の世界に戻る事が出来ます》
そう言うと水晶は粉々に砕け散った。
《竜巳…。帰れるんだって…良かった…。》
朋美は泣きながら俺にすがりついて来た。
いつも活発で前向きな女の子だが、やはりこの世界に来た事でかなり無理していたんだろう。
《あぁ…。とにかくマナの言う通り、ディスヴィアス山脈山頂まで行ってみよう》
俺は朋美を抱きしめて彼女を安心させるように微笑んだ。
スプリング村入り口にたどり着いた時、ディスヴィアス山脈山頂に雲の塊のような物が見えた。
村に入ると村人達は色めき立っていた、俺は村長に話し、暫くディスヴィアス山脈の山頂には誰も通さないようにお願いをした。
ひとまず必要な道具を取る為と、コアディアをミンディに統制して貰う事を伝える為、麓の家に向かった。
俺と朋美が身支度をしていると、扉をノックする音が聞こえた。
そして、ゆっくりと扉は開きそこには懐かしい人物が立っていた。
《アルバ!フォルス!何故ここに……!!!》
《いようクロウ、元気でやってたか?》
《お久しぶりです、クロウさん》
すると後ろから女性の声が聞こえて来た。
《クロウ…いえ竜巳さん、私が2人をお連れしたんです》
《フラル、君まで何故ここに…》
《えっと…竜巳、この人達って誰?知り合い?》
朋美が俺の腕を引っ張って尋ねた。
俺は朋美に彼らとの出会いを簡単に説明して、彼らを部屋に招き入れた。




