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食卓ブリーチ

訳の分からないタルタルソース

作者: 袋小路 めいろ

僕等は街を背にして

駆け出した

風が目に入って

涙 出ても

気にせず走った

気持ちのまま

筆を泳がせ

自分の為に

滑って行った



雪 崩れ込む

陽射しに負けて

破壊される自意識の壁

成長だと勘違いして

項垂れた公園のベンチ

そこは有料だった



訳の分からないタルタルソース

懸命に賢明

掛け合わせて

妥協して壊した残骸を

無理矢理 白くする

訳の分からないタルタルソース

残された生の玉ねぎ

微塵切りにしていくの?

残された時間

涙流しながら



天高く夢を

時よりデカイ希望を

誰もが陥いる最終解答

落ちてく理由にも

駆け上がる理由にも

成るというのに



夢も希望も叫ばない

死んだ人間に

責任は無い

落ちてくリスクも

生きてくリスクも

平等だから

何も無い事が面白い

それが一つの旗だ



訳の分からないタルタルソース

自己評価と他者評価

掻き混ぜて

ピンと跳ねる爪の先

棚から牡丹餅 甘くなる

訳の分からないタルタルソース

予め絞った

レモンジュースの味見

ずっとそんな顔していくの?

残された時間

顰めっ面しながら


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