真実は「能面」が示す
先日、在学中の高校にまつわる七不思議を検証してからというもの、果歩はその手の話に目が無くなった。(中略)……その中に埋もれるように仕舞われた「能面」のひとつが、曰くつきだった。「深夜にかければ真実を見ることが出来る」と、文言は漠然としたものだったが、廃校にまつわる噂の中でもそれは古くからあるもので、そこからいくつかの話が派生する程度には、彼女の好みそうな「怪談」に仕立てあがっていた。(本文より)
短編「七つ目の怪談」の、答え合わせのような位置の話となります。(未読の方用に短編を「プロローグ」として再掲載しております)
「夏のホラー2015」参加作。
短編「七つ目の怪談」の、答え合わせのような位置の話となります。(未読の方用に短編を「プロローグ」として再掲載しております)
「夏のホラー2015」参加作。