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冒険の始まり

これは一つの物語である。


「なんだここは?」


1人の人間の声が何もない空間にぽつりと発せられた。

見渡す限り本当に何もないような場所であり、空間だけが広がっていた。


「けど、広い場所だなー」


何か言えば言うほど悲しくなる感覚に囚われていた。


「あら、お客さんかしら?」


何処からか女性らしき声が聞こえた、それはとても美しい声質であった。


「おー!人が人の声が聞こえた!!」


何もない空間で1人ぽつんと立たされ喋っても誰も返答しない世界にいて、心が折れかけていたが人の声が聞こえてしかもきれいな女性の声で感極まった彼。


「何をそんなに喜んでいるのかしら?」


女性が何もない空間から出てきた、その女性はかなりの美しさであり彼が一目ぼれしたのは内緒だ。


「いやー気付いたらここにいて、困っていたんです」


急に丁寧口調になったのは美人が目の前にいて緊張してるわけではない。

取り敢えず主人公である彼は自分がさっきまでやっていたことを思い出し話す。


「自分ここに来る前にあるゲームをしていて後もう少しでクリアだったのですが気付いたらここにいて」


そう、ここに来る前に彼はゲームをしていた、それがこの先大きく物語を左右するとも知らずに。


「そう、あなたがね」


女性は何かを確信したように彼を見る。

そして女性は彼に事情を説明し始めた。

なぜ彼がここにいてこの先彼にやってもらうことを。


「あなたがここにいる理由を教えましょう、簡単に言えばあなたには、とある世界を救ってほしいのです」


「はあ、世界ですか?」


「はい、世界でございます…」


「まずその世界について軽くお話をしたいと思います、詳しく知りたい場合向こうの世界の本でも住人にでも頼るとよいでしょう」


どうやら世界について詳しく話してくれなさそうだ、いや言えない理由でもあるのだろうか?彼はそんな風に考えていた、そんなことを考えていたら話を進めようとしていた。


「その世界では神聖帝国が猛威を振るっていて世界のバランスが歪んでいます、まずその世界での目標がその歪みの修復あるいは神聖帝国の崩壊が目標となります」


「質問いいかな?その世界でのやることは分かったが自分には何の力もない向こうに行ったところで埋もれてしまうだけだ」


彼の言うことはごもっともだ、彼は別段強かったわけではない、仮に喧嘩が強かったとしても戦争のプロなどと比べたらその差は歴然としている。


「そのことでしたら貴方に力を授けます」


「おー!本当か強くなって勇者になるとか一度は体験したかったよ!」


喜んでいた彼に女性は一言


「何か勘違いしていらっしゃっていますが身体的強化はできませんよ?貴方は普通の人間であるその体に突然筋力など与えても動くことすらままならないでしょう」


「えー、授ける能力は何ですか?」


彼はよほど自身が勇者となり戦うことを期待していたのだろう。


「貴方には召喚できる力を与えます」


「召喚?」


召喚と聞くと聞こえがいいが意外と残念な物なのだ、それが本物を召喚するのなら良いのだが力の一部を召喚となると一気に弱いものとなる。


「ええ、貴方がここに来る前やっていたゲームがあるでしょう?その方々を召喚できる力を与えます」


そう彼がここに来る前はゲームをしていた、そのゲームがなんと戦略シュミレーションなのだ。


「つまりそのゲームでの兵士達を召喚できるわけですね?」


「ええ、貴方はその力を使いどうか世界を救ってほしいのです、ですがお気をつけてあの世界には伝説上の生き物が存在します」


「そうなのか、まあその時に対抗策を考えますか」


「では行きなさいその先に貴方の行くべき世界があります」


女が指し示す先に光があった、その先に世界があると思うと彼は興奮していた。


「行ってきますか」


彼は光の方へ歩き出し気付いたら森の中にいた、先ほどの何もない空間ではなく自然がある世界があった、何もない空間より草木、鳥の鳴き声それらがある。


後ろを振り向くが自身が通ってきた場所は存在しない、改めて異世界に来たのだと実感した。


「しかし、伝説上の生き物がいるからと言ってさすがにチートじゃないかこれ」


彼がそう言うのも仕方ない世界統一までもう少しのとこまでしていたゲームであり、金、兵士、食糧のすべてがカンスト気味であるからだ、だが彼のやっていたのが現代戦の戦略ゲームではなくなんとライフル銃を持った戦列歩兵が活躍していた時代物だったしかも想像で補給などができるチートものではある、ただし伝説上の生き物には苦戦するかもしれないが。


「考えたって仕方ない、とりあえず兵士を復元するか」


彼がそう言った途端彼の目の前に兵士が現れた、彼はその部隊に見覚えがある、首都を防衛していた一般的な戦列歩兵軍団だ、数は1000ぐらいはいるだろう。


彼は歩き出すかつてゲーム画面から見ていた兵士たちを従えて。

初めて小説を書いてみました。

意外と大筋のシナリオを決めていても難しいものですね。

次回「神聖帝国軍との衝突!」です。

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