拒絶の恐怖
男B「お前のような馬鹿が治めてるんじゃ一生かかったっていい生活はできねぇ!死んでもらうぞ!」
男Bは剣を振りおろす!
男A「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
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男A「夢か・・・」
大きなお屋敷でメイドを雇う夢。
崇める神の為に偽物の神を殺す夢。
夢だったがとてもリアルではあった・・・
男A「今日も仕事か・・・やだなぁ・・・・」
男は今年入ったばかりの新入社員だったが上司とどうしても合わなかった。
言われた通りの仕事をしても怒る。
聞きに行っても怒る。
休憩に呼びに行っても怒る。
いい加減うんざりしてきていた。
男A「めんどくせぇ・・・」
着替えて仕事へ向かう、働かざるもの食うべからず、である。
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会社に向かう途中屋根の上に人影が見えた。
遠目だったためよくは見えてないが金色の髪に赤と白の服、それから尻尾が生えていたと思う。
男A「屋根の上でコスプレの撮影か何かかな・・・・」
気にせず会社に向かうのだった・・・
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屋根の上の影は笑う・・・
???「あいつもか・・・」
そう言うと影に沈み消えた・・・
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やっぱり今日も怒られた・・・
男は落ち込んで自棄酒を飲んでいた。
男A「どうせ、何やったって認められませんよー!!」
調子に乗って飲んでいると飲み過ぎたのか視界がグルグル回りだす・・・
幻聴も聞こえてきたようだ・・・
???「ならばどうする?」
男は無意識で答える。
男A「もう生きててもしょうがないしなー」
???「ならば死ぬか?」
男A「それもどうかな~」
???「ならおぬしの好きな女子と心中すればいい。♪」
男A「なんでそうなるんだよ・・・」
???「命は短い、急いだ方がいいじゃろう?」
男A「でも心中なんて・・・」
???「・・・早くしないと・・・誰かに取られてしまうぞ。♪」
男A「・・・・・・・・」
???「そんなに不安なら手伝ってやろう。」
男A「だけど・・・」
???「大丈夫・・・大丈夫・・・大丈夫・・・・」
男A「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
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アイドル少女「みんなーありがとー!!!!!」
ステージで少女が歌いながら踊っている・・・
男A「・・・・・・・・・・・・」
???「メジャーデビュー前じゃないと近寄れないぞ、今がチャンスじゃ・・・」
男A「・・・よし!!!」
ステージに這いあがり全力で走る!
男A「君の事が大好きなんだー一緒になろう!!あの世で一緒になろう!!」
マネージャー「警備は何を!!まずい!!」
少女「え?」
刃物は少女の腹部に沈んで行った・・・
男は取り押さえられパトカーに収容された。
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男A「「これで、いいんだ・・・」」
???「人生に満足したかえ?」
頭に直接響いてくる。
男A「「俺は満足だよ・・・もう生きててもしょうがねぇ・・・」」
???「それは良かった♪」
???「これで心おきなく力を奪えるってものじゃよ♪」
男A「え?」
男がそう言った瞬間警官数名の目の前で影に食われて・・・・
男は消えた。
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???「これだけ食らっても・・・」
???「まだ足りぬなぁ・・・」
そう言うと金色の髪を持つ彼女は闇にとけて消えていった・・・