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後悔

両親が喧嘩している。


母は水商売、父は無職。


家は毎日お酒臭かった。




少女A「こんな親だったらいないほうがいい・・・」



少女はイライラしていた。



少女は日課になりつつあるクラスのある少女の荷物を隠していた。


上履きを焼却炉へ。


机に落書き。


わざと後ろからぶつかって転ばせる。


先生に告げ口しないように口封じ。


気に入らない手作りお弁当をゴミ箱へ



いくらやってもイライラする。




少女B「そう言えばなんであいついじめてるんだっけ?」


少女A「むかついたから。」



そう、初めて会ったときからイラついていた。


心の底から声が聞こえた。


声「あの女を許してはいけない。」



その声に耳をかたむけていれば、不思議とイライラはなくなった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



今日も両親は喧嘩・・・


毎日毎日よくも飽きないものだ。



もう夜中になっていたけど気にせず街に出る。



自分で言うのもなんだけどそれなりに顔立ちはイイつもりだ。


街をブラブラしてれば1~2人は声をかけてくる。


ナンパ男「いっしょに遊ぼうぜ~おごるからさぁ♪」


少女A「しょうがないなぁ・・・」




~~~~~~~~~~~~~~~~


バチィ!!!



路地裏でスタンガンの音が響く。


少女A「10年はえぇんだよ。」



少女の手口だった。


ナンパしてきた男をスタンガンで襲い、金だけ奪う。


いつも通り。




なぜか今日は友達が1人も捕まらない・・・


少女A「せっかく資金があるってのに・・・」



少女はイライラしだしていた。



ビルとビルの隙間の暗闇から物音がする。


少女は好奇心から暗闇の中をじっと見つめた・・・



そこには息も止まるような真っ白な髪の少女がいた。


白髪の少女「あなたもまた力をもつもの。」


少女A「え?」


白髪の少女「私はある人にもう一度会いたい。」


少女A「意味が・・・」


白髪の少女「あなたがいじめている少女に今すぐ会いに行きなさい、後悔しないうちに。」


少女A「っな!?」


突風が吹きとっさに目を閉じた。


目を開けると白髪の少女はもういなかった。



~~~~~~~~~~~~~~~


少女は思い出していた。

夢の中だったがみんなで仲良くしている夢を見ていた。


一緒にテニス部で練習したり、休みの予定を決めたり。


だけどイライラして八つ当たりしていただけだった。


少女A「謝らないと・・・!」


少女は急いで走りだす。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



少女A「確かこのあたりの・・・」


マンションの屋上に人影が見える。


少女A「・・・まさか!」




人影は真っ逆さまに落ちていく。


少女A「そんな・・・せっかく謝ろうと思ったのに・・・」




???「おやぁ?」



背後から声が聞こえた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~


???「消えゆく世界から移動しようと思ったのに、思わぬおとしものじゃな。」


雲の隙間から光が射す。


金色の髪、巫女装束、金色の尻尾


???「早くしないとこの[世界]消えてしまうでな。」


???「いただきます。♪」


少女A「えっ!?」


急に彼女の影が盛り上がり少女を包み込む。



そこで少女の意識は途絶えた。

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