六話 炎vs黒弾
お久しぶりです。 遅れてすいません。
コンパトーニが「さっきも言ったが次は炎の少年、と
ルアーム組み手をしろ」「さっきの雷の子とヒュードルはものすごくいい試合だった。お前らもいい試合
を見せてくれ」と言い、「開始」二人の組み手が
スタートする。
フランメが「っし、かかってこーいルアーム!」
ルアームを誘い、ルアームが冷静に「先、フランメから来てよ」と言うと、フランメはぎゅっと右手を握りしめ炎を纏い「炎拳」と言いルアームを殴ろうとするがルアームが「黒弾・吸」と言いルアームの手を中心にフランメの炎を吸う。
フランメがそれを見て「なんじゃぁ、それぇぇ!」と驚きながら強く言う。それに対してルアームが
「フランメ、君の炎は僕のと違って派手だけどまだ炎にムラがある」「君の炎を僕が吸い取った」
フランメがこの言葉を聞き、悔しそうに「次は両手でいく」と言い、前みたいに右手を握りしめ今度は左手にも炎を宿らせルアームの胸元に「爆炎拳」と両手でとてつものない勢いで殴り、ルアームの胸元を貫く。
ルアームが一瞬よろめくとフランメは「よしっ!攻撃が通った」と嬉しそうにするとルアームが体勢を立て直し、笑みを浮かべ「単純だけどなかなかいい攻撃だね」と称賛する。ルアームが「僕もそろそろ攻撃するよ」「黒弾・放」と言い
ルアームの手からなぜか炎を放出する。「この技は
僕が吸収した時の技をそのまま出せるつまり、
さっき僕がフランメの技を吸った時の炎だよ」
フランメがそれを聞き、「それってさっきの俺の炎拳を撃ち返すていうことか?」ルアームが「正確には
君が放つ炎自体のエネルギーを吸収してそれを僕が再構築して再現してるって言ったほうがいいかな」
フランメは「攻撃吸われてさらに真似されるってそれって反則級だろ」と思うがフランメはなぜか笑い。
それを見たコンパトーニが「俺がルアームと組み手をやった時、あいつは笑った。多分それは超えたいものを見つけた時だ」「あの炎の少年も同じように笑ってる」と思う。 そしてフランメは笑みを浮かべながら
「なら、その吸収を超える炎を出す!」と言って両手にさっき吸収された時よりも鋭く、静かに燃える
けがれのない真っ赤な炎でルアームの頬に右手を
「赤炎拳」と殴る。
ルアームは技が間に合わなく、この攻撃をくらう。
そして「今のは痛いね」「じゃあ、黒弾・断」と言ってフランメに駆け寄り
フランメの胸元に手を添える。フランメは
「なにこれ、今なんかしたか?何も変わってないぞ。 っし、さぁもう一回だ」「炎…」「あれ、炎が出ない さっきのは何を?」と疑問に持ちながらルアームに聞く。ルアームが「さっき僕がフランメに使った黒弾・断はしばらくの間、事前に相手の体の中に入れた黒弾で相手の能力を吸収する。簡単に言えば一定時間相手の攻撃を使わせない技」
フランメはこれを聞いて「ルアームの能力は全部鍛錬されてる。」と考察し、更に「てか、俺の炎を使えなくさせたやつって一回俺の胸に手を添えた。もしかしたらそれをさせなければあの技はできない?」と深く考察する。
少し前、ミロワールが「お前、組み手のとき攻撃を受けてばっか、本能のまま突っ走って行くのもいいけどたまには相手の動きから考察して分析して対策する。 それもモンスターハンターになるには大切なことの
一つだ」とフランメに伝えていた。
フランメはその教えを思い出す。
フランメが「やってみるか」そうボソっと呟いた瞬間ルアームがもう一回「黒弾・断」を繰り出そうとフランメの胸元に手を添えようとするがフランメがそれを「炎足跳」と言い、足に炎を溜め、炎の力で少し高く飛び
ルアームを避ける。
そして、そのまま空中で素早く体をひねりながら、右腕に炎を纏わせ「炎拳」落下する勢いのままスピードをのせて技を繰り出す。この構えを見たルアームが「黒弾・断」を用意するが
フランメはルアームの手が胸元に届く前に攻撃を加える。ルアームはフランメの動きを見極め「この速さは予想外だ」とわずかに表情を変え悔しそうにする。
そしてルアームは「黒弾・展」は小さい黒弾の防御壁をつくって相手の攻撃を防ぐ技、その技を使ってフランメの攻撃を防ごうとした。
その時フランメが「甘ぇな」と言いさらに拳に炎を纏わせ壁を破りルアームがフランメの技を見て「さらに威力が増すなんてすごいね」「フランメは予想外の動きをする。フランメそれどこで教わったの?」と聞く。フランメが「ミロワールっていうおっさんというのかわかんねぇけど、そういうやつ」と言うとコンパトーニが反応する。
フランメが「烈火連撃」両手に炎を最大限に燃やしルアームに向かって素早く移動する。そしてルアームにこの連撃を喰らわせる。ルアームはフランメの猛攻に苦しむも「フランメ、君は
今までやってきた同世代で一番面白いよ」「僕もやられたばっかじゃダメだからそろそろ終わらせる。」
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