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Fire Kings  作者: ワンシア
一章
4/9

四話 エリートナイツ

フランメが三人に挑発され言い返す。

「お前らどこのやつか知んねぇけどよ、俺らがこの大会優勝させてもらうからな!」一歩前に出て、三人に強く決意する。それを聞いた三人が口を開こうとした瞬間、「グライド、ソーボ、シーボ、他人を侮辱するのをやめろ」と残りの二人のうちの一人が三人に厳しい顔で注意する。

「こいつらがすみませんでした。これから同じ大会に出るのでよろしくお願いします」その少年が丁寧に言う。「あぁ申し遅れました。俺はエリートナイツのルアームです。」

「エリートナイツってなんだ?競技場にたくさん名前あったけど」フランメはブロンテ聞く。「エリートナイツはあの、マスター級モンスターハンターのウィルモッドが能力者に教えてる能力者スクールの名前だよ。」無知なフランメに説明する。

「よく、ご存知で」ルアームが少し嬉しそう答える。

そして他の四人を順に指差した。

あくびをしながら手を振る少年「こいつがヒュードル、いつも怠けてるが……まぁ頼れる仲間」

ヒュードルがゆっくりした口調で言った。「よろしくー」 筋肉質でちょっと太っちょな少年「こいつがシーボ」細身の少年「こいつがソーボ、二人は双子なんだよ」そして生意気に殺気溢れた本当にモンスターハンター志望かわからない少年「こいつがグライド、まぁ生意気で短気だが、実力はある」 

フランメがルーアムに手を差し出した。「よろしく!」二人は熱い握手をする。


ルアームが街の時計台を見た。

「このあとちょうど、エリートナイツの練習があるんです」フランメ達を見る。「よければ、見学に来ませんか?さっきのお詫びも含めて」フランメの目が輝く。「いいのか!?」「なんなら、体験もできますよ」「なんか面白そっ!」フランメが嬉しそうに即答する。ブロンテが珍しく笑顔で頷いた。「せっかくだし行こう!」ヴァントは小声で呟いた。「金持ちへの道」「え?」「なんでもない行こ!」ルアームが微笑んだ。「じゃあ案内します」八人は、エリートナイツの練習場へと向かった。


エリートナイツ練習場。そこは坂道の上にそびえ立つ

木造の高さ30メートルぐらいの建物。

そして三人はエリートナイツの練習会場に着き、

練習場の中はとても広ろかった。中に入ると、すでに何人もの生徒が準備をしている。「おお、ルアーム達」一人の男が近づいてきた。明るい雰囲気、だがその体には、確かな鍛錬の跡が見える。

「おう、新しい生徒か?」男性がフランメたち三人を見た。ルアームが説明する。「先生、僕の知り合いで今日だけ体験にさせてもらいませんか?」

「あー、なんだ。 ルアームの知り合いか」男性が笑った。「早く言えよー。僕はコンパトーニ。ここのアシスタントをやってる。」コンパトーニがフランメに手を差し伸べた。「よろしく、炎の少年」「よろしく!って、なんで俺が炎ってわかったんだ?」フランメが驚く。コンパトーニが笑った。「お前の手、微妙に熱を持ってるからな。長年の経験というやつさ」

フランメは関心した。(これがプロのモンスターハンター)


「よし、集合!」コンパトーニが手を叩いた。

生徒たちが一斉に集まる。フランメたち三人も輪の中に入った。「今日は体験生もいるけど、メニューは変えない」コンパトーニが腕を組む。

「主に能力量(エネルギー)の増強訓練をやる」フランメ達三人以外のエリートナイツの生徒たちが、一斉に嫌そうな顔をした。「えー……」「またあれか……」

小声で不満が漏れる。コンパトーニが笑った。「文句言うな。これが一番効く」「「「はい!」」」生徒が渋々返事をする。

フランメが小声でルアームに聞いた。「能力量(エネルギー)の増強って何するんだ?」ルアームが苦笑した。「三カ所に分かれて、三分間ずつ、ひたすら能力を出し続けるんです」「それだけ?」「それだけ……ですが、かなりきついですよ」ヴァントが不安そうに呟いた。「マジか……」


「じゃあ、始め!」コンパトーニの合図で、訓練が始まった。フランメはエリアに立つ。「三分間……能力を出し続ける……」深呼吸。「炎拳!」手に炎を纏う。

炎足(えんそく)!」足にも炎を宿す。全身から炎が吹き出る。「おお!」コンパトーニが目を見開いた。「なかなか、やるねぇ炎の少年」だが、一分を過ぎた頃「っ……!」フランメの額から汗が落ちる。

息が上がり、能力量(エネルギー)が、急速に削られていく。(くそ……まだ一分…耐える!)

二分。炎が小さくなり始める。(ダメだ……集中しろ………!)三分。「終了!」コンパトーニの声と同時に、フランメは膝をついた。「はぁ……はぁ!」

息が荒く、体が重い。(まだまだ…だ!)

ブロンテも別のエリアで、必死に雷を放ち続けたいる。(父さんの訓練の方がきつかった……このくらい!)自分を鼓舞する。ヴァントは風を起こし続けているが

(金持ちになるため…金持ちに……)呪文のように唱え続けている。三分後。三人とも、汗だくで地面に座り込んでいた。「よし、あと3セット!」コンパトーニが明るく言った。「「「え!?」」」三人が絶望的な声を上げた。エリートナイツの生徒たちが苦笑している。

「あと3セット……」ルアームが同情するような目で見ていた。


一時間後。能力量(エネルギー)訓練が終わり、全員に疲労が溜まっていた。「よし、次は精神の鍛錬だ」

コンパトーニが全員を集めた。「四列に並んで座れ」

生徒たちが言われた通りに座る。フランメたち三人も、列の最後に座った。ヒュードルがのんびりとした口調で説明してくれた。「この訓練はー、座って目瞑ってー、コンパトーニ先生の攻撃を避けるやつだよー」「攻撃⁉︎」ヴァントが驚く。「大丈夫、大丈夫ー。当たってもそんなに痛くないからー」「そんなにって……」ブロンテが不安そうに前を見た。コンパトーニが最前列の生徒に向かって、手を伸ばす。生徒は目を瞑ったまま、ひょい、と頭を横に傾けた。コンパトーニの手が何もない空間を通り過ぎる。「すごい…」ブロンテが呟き「これって、当たったことある人いるのかな?」心配そうに言う。「やるしかないだろ」フランメが答えた。ヴァントが小声で言った。「………できるよ、きっと」自分に言い聞かせてるようだった。


ついに、三人の番が来た。フランメ、ブロンテ、ヴァントが前に座る。「目を瞑れ」コンパトーニの声。三人が目を閉じた。暗闇。フランメは呼吸を整えた。

(これ、ミロワールの訓練と同じだ。気配を感じろ。相手の動き、息を読め。)その時(来る!)フランメが頭を傾けた。コンパトーニの手が頬を掠める。「よし!」

ブロンテも、呼吸を整えていた。(集中………集中……)

父の稽古を思い出す。あの日を。(今度は!)気配を感じた瞬間、体が動いた。ブロンテも避けきった。

あとはヴァントのみ。(金持ちに……なる……!)気合いで踏ん張っていたが、ペシッ!「いてっ!」コンパトーニの手が頬に命中した。「おお!」コンパトーニが驚いた顔をした。「特にその二人、すごいな!体験生なのに」エリートナイツの生徒たちがざわつく。

「マジかよ……」「初めてなのに………」


コンパトーニがにやりと笑った。「これを称えて組み手しようか」「組み手の相手だが……」コンパトーニが考えこむ。「雷の子はヒュードル」ブロンテが固まった。ヒュードラはゆっくりと立ち上がる。「炎の子はルアーム」フランメの目が輝いた。(ルアームと………!)周りが一斉にざわついた。「え?、まじで!?」「あのルアームとヒュードルが体験生と?」「ありえない……」フランメが小声でルアームに聞いた。フランメが「ブロンテは少しビビリだし、ヒュードルってやつはいつも怠けてるらしいけど試合成り立つのか?」「戦闘の時は別人です」「どういう意味だ?」「もう少しでわかります」ルアームが答える。

コンパトーニが手を上げた。「じゃあ、先にブロンテ対ヒュードルから!」「位置について!」ブロンテとヒュードルが、向かい合った。


「よろしくお願いします……」ブロンテが震える声で言った。ヒュードルがゆっくり答える。「おん、よろしくー」「さっそく始めようかー」その瞬間、ヒュードルの目つきが変わった。怠惰な雰囲気が消え、闘志が溢れている。「水弾(すいだん)」ヒュードルの手から、水の弾丸が飛んだ。フランメが目を見開いた。

「全然……雰囲気が違う……」ルアームが小さく笑った。「いつもは怠けているが戦闘の時はやる男」

「それがエリートナイツNo.2の(ヒュードル)です」フランメの胸が高鳴った。(面白くなってきた……)

戦いが、本格的に始まった。


キャラがいっぱい出てきたからまとめるのコーナー

ヒュードル 能力:水 超怠け者、だけど戦闘の時は

変わる。

ルアーム 能力:不明 結構しっかりもの?

グライド 能力:不明 フランメたち三人に最初にちょっかいかけた人

ソーボ 能力:不明 細身(言い方悪いとガリ)

シーボ 能力:不明 太身(言い方悪いとデブ)

コンパトーニ 能力:不明 エリートナイツのアシスタント

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