四話 エリートナイツ
フランメが三人に挑発され言い返す。
「お前らどこのやつか知んねぇけどよ、俺らがこの大会優勝させてもらうからな!」と三人に強く決意して言う。それを聞いた三人が口を開こうとした瞬間
残りの二人のうちの一人が三人に「バカにするのそろそろやめろ」と厳しい顔で注意する。
その三人を注意した少年はフランメ達三人に「こいつらがすみませんでした。これから同じ大会に出るのでよろしくお願いします」と丁寧に言い「あぁ申し遅れました。俺はエリートナイツのルアームです。」
これを聞いたフランメはブロンテに「エリートナイツってなんだ?」と聞く。「エリートナイツはあの
マスター級モンスターハンターのウィルモッドが
能力者に教えてるスクールの名前だよ。」と答える。
ルアームが「よく、ご存知で」と少し嬉しそうに答え「まだ俺は名乗ったけどこいつらがまだでしたね、この怠けてる奴がヒュードル、この少しガタイが良いのがシーボ、生意気なのがグライド、細身なのがソーボだからよろしく」
フランメがルーアムに「よろしく!」と熱い握手を
して、ルアームが「このあとちょうど、エリートナイツの練習があるので来ます?お詫びも含めて」と提案をする。フランメが「なんか面白そっ!」嬉しそうに食い気味で答え、ブロンテが珍しくニコニコで「せっかくだし行こ」ヴァントは「金持ちへの道だし」とぼそっと言う。
そして三人はエリートナイツの練習会場に着き、
「おう、新しい生徒か?」と一人の男性に声をかけられる。その様子を見て、ルアームが「先生、僕の知り合いで今日だけ体験にさせてもらいます。」と言うと
男性が「あーなんだぁ ルアームの知り合いか、はやく言えよー」と言って「僕はここのアシスタントしてるコンパトーニだよろしく」と言いフランメに手を差し伸べる。フランメが「よろしく」と言いながら差し伸べた手を握り握手する。
「よし、集合」コンパトーニが生徒たちを集めて
「今日は体験生もいるけど主に能力量の増強をしていく」というとフランメ達三人以外は少し嫌そうな顔をして「はい!」と答え、練習の準備をする。ルアームがフランメ達三人に「この練習は三箇所で一人ずつ三分間とにかく能力を出しまくる練習です。」と言い、フランメの番になる。「炎拳」「炎足」フランメが思い切り、炎を手と足から出すとコンパトーニが「おぉなかなかやるねぇ」と感心する。
その時ちょうどブロンテもヴァントも練習していて
ブロンテが「父さんの訓練の方がきつい」と自分を鼓舞して、ヴァントは「金持ちになるため」とブロンテ同様に鼓舞する。コンパトーニが「よし、あと3セット」と言いみんな嫌そうな顔をしながら、「はい!」と返事する。
結局、一時間この練習をして「よし次は精神の鍛錬やるぞ」と言い、全員が四列で並び座る。ヒュードルが
フランメ達三人にゆっくりな喋り方で「この練習はなんか座って目瞑って攻撃をよけるやつだと思うけどー」と説明し、三人も待ってる間、コンパトーニの
攻撃を見て、「これって当たったことある人いるのかな?」とブロンテが心配すると「やるしかないだろ」とフランメが言い、「できるよ」とヴァントが言う。
そんなことをしているうちに三人の番になり、コンパトーニが三人を攻撃するとフランメは「ミロワールの時にやったやつと似てる。相手の気を感じ取る」と呟き上手く避ける。ブロンテも無事よけるが金持ちになりたいという気合いで踏ん張っていたヴァントには
攻撃が当たる。
コンパトーニが「特にそこの二人の体験生すげぇな
なんかそれを称えて組み手しようか」と生徒に呼びかけ、「じゃあこの雷の子はヒュードルと炎の子はルアームとやれ」と言うと周りが「え?」「あのルアームとヒュードルが体験生と?」とざわつく。
そして先にブロンテ対ヒュードルをやるこなり、
フランメが「ブロンテは少しビビリだし、ヒュードルってやつはいつも怠けてるらしいけど試合成り立つのか?」と聞くと、もう時期わかるさとルアームが
答える。コンパトーニがスタートの合図をし、
スタートする。
ブロンテが「よろしくお願いします」と少し怖がりながら言うとヒュードルが「おん、よろしく さっそく始めようか」と言うとヒュードルが「水弾」と言って水の弾を飛ばす。それを見たフランメが「全然雰囲気が違う」とつぶやくとルアームが「いつもは怠けているが戦闘の時はやる男、それがエリートナイツNo.2の男だ」