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分かたれた二つの世界  作者: 旅の語り部
魔王アサリゲスの世界
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タリエットとアリエルム

 世界の人間は一人の人間の言葉で自分達の世界とは違う世界がある事を知ってしまった。その出来事はアサリゲスの闇の力が支配する世界に少しだけ希望を与えたがそれから数年の時間が経ってしまった。その数年で人々の希望もまた元通りになってしまっていた。これからも同じままの世界が続くのかと思われていた時、あの別の世界に行った人間が使った遺跡に異変が起こっていた。結界によって誰も入れないようになっていた遺跡の結界による封印が解け始めていた。封印が解け始めた事は闇の世界になっていたこの世界が待ち続けた英雄の出現を待ち続ける人間達の思いの強さを歓迎するかのように・・・・・・封印が解け始めた遺跡の中を光が包み込んでいった。包み込んでいった光が消えたその時に一人の人間がその場所に現れた。

 遺跡の中に一人の人間が現れる少し前、ミラーとは違う平行世界ではある出来事が起こっていた。その出来事が起こっていたのは王都アナタリアという場所で起こっていた。その王都アナタリアには国王としタリエットという人間がいた。タリエットは国王として過ごしていたがその王都アナタリアの城のある場所に平行世界を繋ぐ何かが現れていた。タリエットはその何かに引き寄せられてその何かの力によってミラーの世界の遺跡へとやってきていた。遺跡に突然現れたタリエットのオーラは闇に染まった世界ではもの凄く輝いていた。タリエットは今いる状況をまだ把握する事が出来ずにいたがその状況を把握する為に一歩一歩と遺跡の中を歩き続け遺跡の外に出た。タリエットは遺跡の外に出ると今いた場所の把握は出来たがさらに状況を確認する為にとりあえず近くに町があるかを調べる為に道を歩きだした。タリエットはしばらく歩き続けると町を発見してそこへと走りだした。町に着くと歩き続けていた時にも感じてはいたが人は絶望に支配されていた。タリエットは『なんだ?この絶望に支配されたかのようの人間の顔は・・・・・・』そう思いながら活気のない訪れた町の中を進んで行くと一人の人間に出会った。その人間は活気のない町の中で少しだけ異様な雰囲気を持っていてタリエットはその人間に話しかけるとその人間は「お前は誰だ!!」と言ってきた。「お前は誰だ!!」と言われたタリエットはその人間に名前を名乗った。タリエットだと・・・・・・

 タリエットが名前を名乗るとその人間も名前を名乗ってきた。名乗ってきた人間の名前はアリエルムと言うと同時に「何のためにこの町にやって来たのか?」と聞いてきたのでタリエットは「分からない・・・・・・わからない・・・・・・ここは一体何処だ?」と聞き返すとアリエルムはタリエットが全く何も知らない事が分かるとこの世界で起こっている事を話しだした。

 アリエルムは何も知らないタリエットにこの世界に起こった事を話しだした。アリエルムはこの世界はミラーと呼ばれていて平和だったがアサリゲスという人間が光に包まれた後に闇に染まり魔王となって世界を闇の世界に変えたという事を伝えた。タリエットはアリエルムの話を聞いてアリエルムに「魔王になったアサリゲスを倒せば世界は元通りに戻らないか?」と聞いた。だがアリエルムは「魔王になったアサリゲスは自分達のいる場所を封印で簡単に入る事が出来ないようにしてアサリゲスを守る者を増やしているらしくその封印を解く事が出来ない」と答えた。さらにタリエットに「お前は平行世界の人間か?」と尋ねた。タリエットはアリエルムの質問に『そうか!!それで見覚えのない場所にいるのか!!』と考えてこの世界の事に気づく事になった。タリエットはアリエルムに「多分そうかもしれない!!そう考えるとこの世界の事を知らない事に理由がつけられる。でもなぜ平行世界であるこの場所に来たのか?それがわからない」と答えるとアリエルムは少し考えて「もしかしたらこの闇に支配された世界を救う為にこの世界に来たのかも知れないな!!」と答えた。タリエットはアリエルムの言葉にそうかそれに違いないと思いアリエルムに「魔王アサリゲスを倒しに行くからついてきてくれないか?」と言うとアリエルムは「わかった」と一言いうとタリエットとアリエルムはその場所を離れ魔王アサリゲス討伐へと向かう事にした。


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