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第17話「従姉妹とであう」

side穂村です。

今日も今日とて私は自室のデスクと睨めっこしている。最近、食べ物系に力を入れていたが、先週、ようやく波に乗り安定し始めた。だから、今日は次に何をおしていくかのリモート会議をしている。

私が、お父様から引き受けさせらてた企業や、会社は上は北海道、下は沖縄まで…つまり、穂村財閥日本支部含め、その息がかかった会社のすべてを押し付けられたのだ。お父様は、どうやら海外進出を安定させるため、そちらに力をいれたいそうなのだ。そこで、高校生になった私に押し付けた。そんな、状況で、なんだかんだ回していて、さらには、もうけもかなりの額だ。

つまり、私は超すごいのだ!。………まぁ、その…これのせいで日蔭との休日デートが出来きないのだけど。だから、こないだの休日デートは何気に初めてだったりする。


「はぁ…………」


私は、ようやく終わった会議にため息をつけてパソコンを閉めた。そして、机に突っ伏す。


「ほんとうに、何なの…あのクソじじいども……容量悪すぎるんだよ…機械使えるようになったからって調子に乗りあがって…結局何するのか、決まんなかったし……………いっそのっこと全部私がやろうかな……あーーーーー!!!!でも、それだと日蔭とさらに会う機会が少なくなる…あーーーーもう!!」


私は頭をかき乱す。


「お嬢様…いや、今は社長でしたっけ?……せっかくまとめた髪の毛が残念なことになってしまいますよ」


そういって、お茶を入れてくれるのは私の家に長く勤めてくれている執事の島山さん。私は「じぃ」と呼んでいる。年齢は、確か64歳。すこし、筋肉質で年齢にしては全然若く見える。それでいて、綺麗な白髪と渋い声を持つ凄くハードボイルドでダンディーな方なのだ。そして、うちのメイドたちに凄くもてている。元気なこって。


「……………ねぇ、じぃ…、日蔭と今すぐ結婚したいんだけど、…それで、もう、二人で切り盛りしたいんだけど…そしたら私もっと頑張れるきがすんだけど…」


「それは、よい考えですね。じぃは楽しみにしております。……ですが、お忘れですか?数年前の法律が変わりまして、18歳まで結婚はできません。それに同性婚は現在、日本ではまだ認められてはおりません」


「そこで、私に立ちはだかるか、日本国憲法…」


「ですが、今は、パートナーシップ証明や学校等でおこなわれる人権授業といったものなどの影響で、同性の恋愛が着々と認められるてきている、受け入れらてきているのも事実です。周りの目もじぃの時代よりは寛容になってるんです。今の時代、もう、大きな問題のほとんどは当事者同士の話だけです。どうか、あなたたちはゆっくりと考えて、前に進んでくださいませ。じぃはいつもあなた方の味方ですから」


「…ありがとう…まぁ…結婚だけが幸せじゃないからね~」


そういって私は元気よく立ち上がった。


「よし、切り替えた!!じぃ、次の仕事は何?」


「次は、友奈様との打ち合わせでございます」


私は、切り替えたはずなのに地べたに倒れ込んだ。そんな、私を見てじぃは大きなため息をついた。


「…どーいうことか?穂村ちゃん…私の名前聞いた途端やる気なくすとか失礼じゃない?私、この会社の売り上げにかなり貢献している会社の社長なんだけど?」


そう言って、私の部屋の扉に寄りかかりながら腕を組む友奈がいた。


「入って、来てるじゃん。待っといてよ、なんのために応接室があると思ってるのさ」


「時間になっても君が来ないから、来てやったんじゃないか」


「…じぃ、今の私の行動予定にどれくらい誤差がある?」


そういった私に従うようにじぃは時計をみた。


「約1時間と20分ちょっとです」


「…………ごめん」


「あはは、穂村ちゃんはそーいうとこ素直だね~」


そういった友奈は私の頭を撫でた。


「やめい…」


私は、その手は払って立ち上がる。


「…とりあえず、仕事を済まそうか」


「わかったよ、シスコン先輩にご執心の友奈ちゃん」


「はっ!が!?」


私が、立ち上がったあと、仕事をする為に応接室に向かおうとする友奈にそう呼びかけると、今度は、友奈が気色の悪い悲鳴をあげながら地べたに倒れ込んだ。だから、今度は私が頭を撫でてやった。


「初心だね~」


私がニタニタした顔で頭をなでてやると、赤面させていた友奈がキッと私を睨みつけて勢いよく立ち上がった。


「行くよ!」


そういって、早歩きで去って行く。


「では、じぃは、お茶とお菓子を準備してきますので」


じぃを見送って私は友奈を追いかけることにした。


「…友奈、大丈夫?」


「何がかな?さっき、いじった事?日蔭ちゃんには言わないでっていたんだけどな~」


「いや、そうじゃ、なくてさ」


歯切れの悪い私の言葉に察しがついたようで少し顔が曇った。


「……あーそうだね、ここに来るのは久しぶりだった………懐かしいよね…島山さんは相変わらずかっこよかったし…」


「本当に、大丈夫なの?」


「……………。そうだね、今日はあの人がいないから少しは楽だけど…少し辛いかな?………でも………それを、いったら、穂村ちゃんに申し訳ないよ、…私のこと凄く恨んでるくせに仲良くしてくれるから……」


「………………」


私は黙ってしまう。だって、事実、私は、友奈のことは恨んでいる。でも、それと同じくらいに友奈とは仲良しでいたい。私は…


「はぁ…よし!、こんな辛気臭い話はやめて、さっさと仕事終わらそ?そしたら、日蔭ちゃんと電話できる時間作れるかもしれないよ?」


私は大きく深呼吸をして気分を入れ替える。


「…そうだね、早く終わらそう~友奈も、愛しの先輩と電話したいだろうし、……とういうか、今思えば、同じ社長職なのに友奈はなんでシスコン先輩と休日デートできてるさ!!」


「それは、まぁ、人徳の差、ってやつじゃないかな?」


「どうしてさ、、、、」


「君は、なんでも一人でやろうとするかね……」


「…………」


「だから、あの時、私を頼ってくれたように、他の人にも頼れるようになろうね」


「…うっさい」


図星をつかれた私はそっぽを向いた。


このあと、2人はじぃが持って来たお茶とお菓子をたしなみ、お互いの思い人を使って、いじりいじられを繰り返しながら仕事を着々とこなすのであった。


その時、日蔭姉妹が同時にくしゃみしたのは別に言わなくてもわかるだろう。

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