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あらすじ
主人公たちが異世界に召喚された!
ステータスを手に入れた!
どうやら俺の力は女子の梓にも劣るらしい。それはそうと、拓武も梓も、自分のジョブは一つしか言わなかった。二つあるのが俺だけなのか、それとも二人とも隠しているのか。わからなかったが、俺も白魔術師と言っておいた。まあ俺だけスキルが一つだと悔しいので、黒魔術は言ったけどね!
「皆様ほどの年齢ならステータスは15前後が普通なのに、Lv1でそれほどとは凄いですね。それにスキルやジョブも珍しいです。聞くよりも見た方が早いでしょうから、説明を書いた紙を持ってこさせますね」
そうして渡された紙には、
白魔術師・・・魔術師系統のジョブの一つ。白魔術を扱う。ステータスはMPと魔力が伸びやすい。またHPも少し伸びる。
白魔術・・・・回復、浄化、バフを使い、攻撃手段を持たない魔術。回復量は使用者の最大HPの1/10になるため、HPを伸ばすことも大切になる。
黒魔術・・・・デバフや呪いを使い、直接的な攻撃手段を持たない魔術。範囲、威力共に使うMPに依存するため、MPを伸ばすことが何よりも大切。
……どうしよう、魔術師のはずなのに攻撃魔法がない。完全に後方支援だ。いや、まだ希望を捨ててはいけない。ここまでゲームのような世界なら、確実にあの機能があるはずなのだから。
「ジョブが増えたり変わったりすることはないんですか?」
「いえ、よくあることですね。私も王子から皇太子になったとき、ジョブも皇太子になりましたし、父上のジョブは国王です。ここの警備をしている者達も、騎士から王宮騎士や近衛騎士に変わっているはずです。
「ただ、ジョブが増えることは滅多にありません。一定以上のLvであること、厳しい条件をクリアしていることが必要ですから。二つ以上のジョブを持っている人など、国内で五人にも満たないでしょう」
そうか、なかなかスキルは増えないんだな。
「ステータスにかんする質問は以上ですか? それでは、皆様のその箱の最後の機能について説明しましょう」
説明が不十分な点も多いと思いますが、おいおい補填できるようにします!