第一話
読みづらいかと思いますが、何卒こらえて読んでくださると助かりますm(_ _;)m
次話は0時更新です。
「っ、ここは何処だ?何処に転移した?」
先程の感覚はゲーム内の転移に似ていた。
「おはようございましゅなの!ゆいはかみちゃまなの!」
周りを見渡すと、そこには幼女が居た。幼稚園児の格好をして。
「お、おい。なんで幼稚園児がゲームの世界に……てか、どうやってその服ゲーム内で再現できるんだ?」
「ゆいはかみさまなの!げーむだけどげーむじゃないの!ここはかみさまのすむせかいなの!」
「おい、いい加減その幼児言葉やめろ。読みづらい」
「めたはつげんは、め!なの!」
「メタ発言知ってる幼稚園児が何処に居るよおい」
「だから、ゆいはかみさまなの!ようちえんじなんてようちなじんしゅじゃないの!おっと、かみさまだから、ひとじゃないんだけどね!」
「もういい、突っ込むのに疲れた。で、ここは何処だ?」
「む~、さっきもいったけど、ここはかみさまのすむせかいなの!」
「神様ね~」
「そうなの!それでね!あなたにいせかいにいくぎむをあたえるの!」
「おい、義務ってなんだ義務って!普通権利とかじゃねぇのかよ!強制かよ!」
「ゆい、むずかしいことばわからないの~」
「ヲイ」
「おじちゃんがやってたげーむのせかいとしすてむはおなじなの!ちょっとずつちがうところはあるけど、だいたいおなじなの!」
「おじちゃんって俺はまだ20代だぞ……ってまぁ、後半だからおじさんか」
「それでね、おじちゃんはえらばれたの!だから、いせかいにいくの!」
「はぁ、まぁ、その異世界?にどうやって行くの?というか、そういうファンタジーっぽいのはゲームだけで十分なんだけど」
「はいおじちゃんのつうちょうのざんだか、これがあるといせかいでもがちゃができます!」
「は?」
「というわけで、いまからきゃらくりしてもらいます!」
と幼女が言うと、俺は再度暗闇に包まれた。やはり転移の感覚だ。そして、その先には仮想キーボードとキャラクリの画面があった。
「っておい、最初からやるのかよ!今のステータスやアイテムは引き継げないのかよ!」
返事が帰ってこない。そのかわり通知が表示された。
(そのかわり、いままでつかったおかねもつうちょうにいれておいたの!)
「……とりあえず、キャラクリするか……おい、キャラクリなのに、俺は本体そのままなのかよ!」
また通知が来る。
(だいじょうぶなの!おじちゃんをわかくしてかっこよくしててんいさせるの!)
「あっ、そこ俺がイジれる部分じゃないのね」
再度通知が来る。
(そうなの!)
「はぁ、もういいや、とりあえずやろう」
そうして、懐かしみながら初期のキャラクリをやり始める。そして、課金を重ね最終的な職業や種族が決定した。そして、ステータスも決まった。
【ステータス】
名前:ブリッツ
性別:男
職業:召喚術師
種族:龍種
種族レベル:1
職業レベル:1
HP:3,000/3,000
MP:5,000/5,000
攻撃力:1,200
防御力:2,000
魔力:1,800
幸運:99,999,999
うん。我ながら天晴。職業は想定内だったが、種族は以外だった。エルフやドワーフ、ダークエルフ、人。その他にも獣人や竜人など様々あったが、以前これを引くことはなかった。面白そうだからと思って決定したらステータスがこうなった。というか、人型じゃなくても大丈夫なの?と正直思うけど、なんか面白そうだからこれでいいかな?
ちなみに、幸運は以前同様カンスト状態だ。
職業だが、ゲームの中ではこれが最強とされていた。というか、ソロの場合これ必須だった。パーティは6人まで組めるけど、ソロやるなら召喚獣は必須だったし、召喚獣用のガチャはかなり強力な仲間が手に入る。最終的には一人でユニオンを組んだりしたもんだ。ユニオンというのは4パーティ集まった集団のことだ。要するに23体の召喚獣とともに戦ったのだ。うん。なんか切なくなってきた。次の世界で誰かと仲良く慣れるとも思えないから一応召喚術師にした。最高位魔法は使えないけど、低位と中位は全ての魔法が使えるのも特徴だ。バフとデバフに関しては高位まで使えるが。
「あの~、キャラクリあっさり終わりましたよ~」
というと、再度転移の感覚。そして、再度目の前に幼女。
「おー、できたですか……これは……ぎゃはははははは」
いきなり笑い始めた。
「にんげんじゃなく、りゅうしゅだとにんげんとかほかのしゅぞくにころされちゃうですよ!なにしにいせかいにいくのでしょうかね~」
「ヲイ、それを早く言わんかい!」
「ま、つくっちゃったものはしょうがないのです!それじゃあいってらっしゃいなのです!どこにおちるかはわからないけど、ま、どらごんならしなないでしょう!それではいせかいたのしんできてね~、ばいば~い!」
文句を言おうと思ったがその前に転移が発動した。
(こんちくしょう!次会ったら絶対泣かす!)
と思ってもどうしようもない。このまま俺は転移に身を任せた。
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