~直樹(帰還者)編第二章~
この話の主人公も最低な奴です。
俺、保木さとるは水辺で木から何かの木の実を取っている女の子を見つけて興奮していた。もう、下のものはギンギンになっている。彼女は小鳥をその華奢な指に止まらせ、にこやかな笑みを浮かべていた。俺はそのタイミングで飛び出した。彼女は飛び出した俺に驚いたんだろう。とっさに身構えた。でも、そんなの関係ない。俺はとびかかり、馬乗りになりながら、彼女の両手を押さえつけた。
怯えている。もう我慢できない。そう思いながらも、俺は自分のルールに従って彼女で遊ぶことにした。まずすることは『彼女の衣服で一連の行為に邪魔な部分を排除する。』ことだ。俺は押さえつけた両手を左手だけで押さえつけながら、胸に腰に差してある短剣で一文字に切れ目を入れた後、それを右手で引き裂いた。彼女が悲鳴を上げる。最高だ。
俺は魔法を詠唱し、押さえつけていた両手を固定した後、次にしようと思っていた『彼女の胸を揉みしだく。』ことを実行しようとした。しかし、俺の視界は誰かの靴に遮られ、その直後、大きく蹴っ飛ばされた。
「…保木。てめえ。そういうやつだったんだな。」
「あんた、誰だ?あったことあるか?」
目の前の男は俺の名前を呼んだ。が、相手の男はこちらに注意することなく、俺がせっかく剥いだ女の子にローブを着せて何かをしゃべっていた。怒りが溢れてきた。どうやら、こいつはここで殺さないと彼女を襲えないようだった。
「俺の神聖な行為を邪魔したこと。後悔しろ!」
俺はすぐ石の槍をいくつも召喚し、そいつに向けて発射した。でも、それらは急に制御を失って四つん這いになっている俺の両手足に4本突き刺さった。俺は思わず悲鳴を上げた。よく見るとまだそいつの周りには俺が召喚した12本の石槍があった。
「さてと…神聖な行為だって言ったな?何が神聖なんだ?」
「俺のことを知らないでやってんのか?俺は勇者だぞ?こんなことしたら!」
そいつは槍を一本、俺の右ひざに打ち込んだ。痛くて俺はまた悲鳴を上げた。
なんで、こんなことになったんだろう。
「もう一度聞く。何が神聖なんだ?」
「…勇者の子どもをはらめる機会をあげたんだよ。」
「そうかい。それが神聖な行為なんだな。」
そいつは槍を一本、今度は左ひざに打ち込んだ。
「なんで…なんでこんなことするんだよ。」
「なんでだ?てめえのことだ。何人にもこんなことしてたんだろ?」
そいつの顔がみるみる変わっていく。俺は思わず顔を伏せたが、そいつは俺の顎を掴んでその顔がよく見えるようにしてきた。
「…八神だと?」
「お前の性格上、こんなことは何回もやらないとできないからな。悪いけど、あんたはここで死んでもらう。ああ。でも、俺は手を下さないことにした。何とか自分で生き延びられるといいな。」
俺は目の前に迫る黒くてでかいオオサンショウウオから何とか逃げようとした。でも、足は全く動かないうえ、魔法で直接妨害しているのにまったく効果がなかったため、俺は頭からくわえられた。まだバタバタすることはできたから、できる限り暴れたけど、瞬く間に俺の前身はその魔物の体の中に取り込まれた。そして、俺はもがくことをやめた。飲み込まれて感覚がなくなったのだ。手足の感覚がなくなったのだ。なんでかは分からない。でも、俺の体は収縮した胃のような場所でゆっくりと溶かされていった。髪の毛がなくなり、皮膚も溶けてきた。そうしていくうちに息苦しくなってきた。鼻が溶けて穴がふさがったのだろう。そんな時、俺は意識を突然失った。なぜなら、頭の皮膚が溶け、その先にあった頭がい骨の僅かな隙間から脳が溶けたから。




