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『この滅び行く世界に祝福を』  作者: 早稲農家
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~直樹(帰還者)編第一章~

 ちょうど、森のど真ん中あたりに差し掛かった時、『探知』に巨大な生体反応があった。その方向に直進すると俺たちの2倍ぐらいの図体のゴブリンが2体いた。その後ろにもっと偉そうにしているゴブリンがいた。そいつらを相手しようとした瞬間、頭上から20体ぐらい襲ってきた。全員武装している。しかも、原始的な棍棒のような武器ではなく、鉈や曲刀のような凶器だ。ゴブリンぐらいの筋力があれば、襲われたら死んでしまう。それが俺を囲んだのだ。奥の3体のゴブリンはニタニタと笑っている。堪忍袋の緒が切れた。

 

 「いい度胸じゃないか。後ろで見ているばっかりだとどうなるかを見せてやるよ。」


 俺はそう言ってローブに『サイクロン』の呪文を書き込み、たなびかせると同時に発動し、囲んできた20体のゴブリンを例外なく吹っ飛ばした後、『エクスプロージョン』で右にいた図体がでかいゴブリンを木端微塵にした。そのあたりで吹っ飛ばしたゴブリンどもが起き上がったのを確認した俺はバク転しながら、地面に手を付き、起き上がったゴブリンどもの真横に巨大な手を召喚し、真隣にいた仲間がやられたことにイラつきを隠せなくなってこちらに向かってきたゴブリンにぶつけた。20体の雑魚に潰され、動けなくなっているのを確認した俺はその山を水塊に包んでやった。20体+αはしばらく口から泡を出していたが、2分もしないうちに水塊の中に泡がなくなった。それを見てようやく立ち上がったゴブリンキングというべき固体は3倍ぐらいの図体だった。そいつは今まで座っていた椅子を盾のように持ち、鉈をどこからか取り出した。が、その程度。俺は『過重空間』でそのゴブリンを地面にキスさせて6つの電極を空中に発生させた。それを円運動させつつ、その半径を徐々に狭くしていった。電極の数が少なくなり、一個当たりの威力が増していくたびにゴブリンは暴れたが、過重空間から逃れることはかなわず、ついに一個となった電極はまっすぐ落ちていき、その真下にいたものを高圧電圧で炭化させてしまった。


 森にいたゴブリンどもも気づいたのだろう。急に騒がしくなってきた。俺は『広域探知』でゴブリンどもの死骸の位置をマーキングし、その地点に向かっていく高圧電圧球をその探知に引っかかった総数、37体分放った。これで腐敗による悪影響はなくなる。

 そんなことを考えながら、俺は村に戻った。帰りがけにオークたちにもそれを伝えに行ったが、オークたちは既に洞窟からいなくなっていた。


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