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プロローグ
皆さんは見たことがあるだろうか?
寸分の狂いもなく、美しく踊るような、そんな剣舞を。
ついでに俺は見たことがある。この目ではっきりと。
『剣技の頂』と呼ばれた『白』の少女の、ある世界の最も美しい剣舞を。
いわゆる異世界で繰り広げられた七色の王達と、その眷属達と、その他モブとギャラリーによる醜い王座争奪戦。
これはそんな世界で、己の全てを剣に捧げ生きた『白』の少女と、全ての平和を望み、『無色』の支配者と呼ばれた俺の冒険譚。
いや、そこまで大層なものじゃないが、長いようで短かった戦いの記録だ。
どうも、峰坂ラグと申します。
『小説家になろう』には初投稿の連載になりますが、小説は別サイトにて書いていたので処女作ではありません。
かなり長めのストーリーになりますが投稿も不定期です、ごめんなさい。
今後ともよろしくお願いします。