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春、夏、夏、夏。 曇り、雨、晴れ、晴れ。

作者: とむやん

一度、玄関のドアを大きく開けて。


閉める。


何も変わらないように見えて?



太陽が室内をのぞきこんで、フローリングは少し日焼けした。


風が少しだけ吹き抜けて、ホコリは引越しを余儀なくされる。


鳴るはずのなかった音が鳴って、


雨上がりの草の匂いが混ざって、


指紋のべったりついたドアノブは、


ほら、ちょっとだけ君色の銀色。



劣化を早めたちょうつがいが語りかけるよ。


「俺は誰が為に錆びるのか?」


嬉しそうに泣いて、切なそうに鳴いて。


(おしまい)

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