第1章〜願い〜第4話
遅くなり申し訳ないです
ゆっくり見ていってね
「起きろー!!時雨ー!!」
「ん〜もうちょっとだけ」
「学校遅刻するよ!」
ただ今の時刻は7時20分
「あと五分寝れるな」
「いいから起きろー!!」
突然体を襲う浮遊感
あっ日の光が眩しい
「って!死ぬ死ぬ!!」
俺の部屋は二階なんだぞ!!
俺は幼馴染のこよみによって窓から逆さまに落下しそうになっている
こいつの怪力はおかしい
この平均的貧乳の体の中のどこにそんな力が...
「こ、こよみさん、あのー部屋に俺を戻してくれませんか?」
「起きた?時雨?」
「はい!起きました!だから助けて下さいこよみ様!」
「そんなこよみ様だなんて///」
「「あっ」」
俺とこよみはそんな腑抜けた言葉を出した
こよみが俺の足首から手を話したのだ
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ごん!!
....生きてる
....下が芝で良かった
「うっ、いってぇ」
「時雨〜大丈夫ー?」
少しも心配してないようだ
「全然大丈夫じゃねえよ!!」
「あはは、ごめんごめん」
謝る気ないな
いつまでも起きなかった俺も悪いのだが
「あっお兄ちゃんおはよう〜」
リビングから友紀が顔を出す
いつもどうりの片手にコーヒー、
で厚い本を読んでいる
...よくあんな本読もうと思うな
「大丈夫?すごい音したけど」
「あぁ、大丈夫みたいだ」
「そう、良かった、じゃぁもう私行くね」
そう言って友紀は出かける準備をして行ってしまった
俺はリビングの窓から家に入る
「時雨!早しないと遅刻だよ!」
そう言ってトーストを口に突っ込まれる
「んー!んんんんー!」
「良いから早く食べて!」
仕方なく部屋に戻って着替える
「時雨!早く!」
「んんーっんん!」
俺たちは慌てて家を出た
「何であんたはそうギリギリまで寝るのよ!」
「仕方ねぇだろ、朝は苦手なんだから」
「早く寝ればいいじゃない。深夜アニメばっか見てるから、録画してるんでしょ」
「俺には深夜アニメをその時間に見なければいけないと言うしm...」
ごん!!
こよみのグーパンチによって近くの電柱が凹む
電柱が嫌な音をたてる
お、折れる折れる
「いいから早く寝ろ」
「......ハイ、わかりました」
そうこう言ってる合間に学校につく
「あっ..」
こよみの視線の先にブルーシートがある
「もう、五人目か...」
こよみが呟く
「...あぁそうだな」
「変に首突っ込んじゃ駄目だよ」
「?どうしてだ?」
こよみは何か知っているのか?
「時雨知らないの?」
「この事件のことを調べると死ぬんだって」
「...そうか、分かった」
違う、こよみがそんなことを言った理由はそんなんじゃない
俺はそう思った
次回はそんなに遠くないかと
誤字脱字がありましたら教えて下さい