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もう一人の自分へ。  2

作者: 高村 言葉
掲載日:2012/09/24

 俺は、多重人格っつー病気らしいです。

 だから記憶は一日飛びだし、部屋は大概綺麗です。

 この病気の嫌なところは、多分、皆の半分しか生きれないこと。あと、試合の日にちとかが、出れない日ができちゃうこと。学習発表会も、出れない年があること。クラスの全員に会えないこと。もう一人の自分が、どんな人間か解らないこと。テレビ見れない日があること。

 あと、もう一人は機械の扱いがニガテっぽくて、ゲームのデータ消されちゃったこと。で、直接謝りに来ないこと。お母さんがそいつを怒ってるのを見ながら「ざまあ」って思えないこと。あいつは紙に字と絵を書いて謝ってくれたんだけど、その字と絵が滅茶苦茶上手いこと。


 で、この病気の好きなところは、親が優しいこと。最初の人格はあいつだったらしいけど、お母さんとお父さんは、俺にも名前くれたから。それは嬉しかったな。

 あとは、知らないうちに部屋が綺麗になってることと、宿題終わらしてあるって事と、あいつは殆ど小遣い残してくれるって事。

 だけど、一番好きなのは、部屋にかざってあるあいつの水彩画が週替わりになってること。特に、あいつの描く空の絵が好き。そう書いたら、夕焼けとか朝焼けの絵、沢山描いてくれるようになったこと。


 これが、自分の(病気の)好きなところと嫌いなところ。



ー愛羽小学校6年生作文課題 自分の好きなところと嫌いなところ。 黒畑勝くんの作文よりー

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