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プロローグ

 理不尽。それは強い力を持った者が一方的に主張を押し通すことである。ストレス社会とまで呼ばれるこの日本では理不尽がない会社など無い。みんな耐えて、上司にペコペコするのが普通だと思っている。実際、僕もそうだ。僕はまだ中学生ではあるが、学校は小さな社会。多少なりに理不尽は発生してしまう。四割はそこから逃げるためにタメな態度をとったりやや反抗的な態度をとったりし、三割はそもそも理不尽さに合わぬように超真面目な態度をとって回避し、二割は言葉を素直に置け止めすぎてしまって崩れていく。正しく理解し、自分で処理ができるのは一割もいるだろうか。

 大人社会では殆どの人が耐えることができるであろう理不尽。中学生では受けとめきれない人がほとんどだから教師もそのへんは妥協してくれる。

 しかし、僕、「大泉春希(おおいずみ はるき)」の通う中学校ではそうでもなかった。




 季節は春。寒さはだいぶ和らいできたが、桜の蕾はまだ固い。卒業シーズンを終えていよいよ4月に入ろうかというところ。

 僕は人口二〇万人ほどのなかなか大きめな都市にあるマンションに家族で住んでいて、来年からは晴れてピカピカの中学一年生になる一二歳である。外食店やスーパー、生活品の店は十分にあるこの街だが、人口の割には時を楽しく過ごせるゲームセンターやパチンコ屋などの風俗店が非常に少ない。そのために退屈をする児童生徒が多いのか、どうもこの街には不良が多い。つい最近にもお友達と楽しく買い物中の中学生が怖ーい高校生の男に金を巻き上げられるという事件が起きたばかりだ。

 僕はそんな不良にビクビクしながら小学校生活を過ごしてきた。小学校にも不良もどきや不良卵と呼ばれる問題児が多くて、僕も迷惑を散々かけられた。そんな学校生活を知っている母は僕を労り、割と不良が少ないという中学校を見つけてくれた。そこなら真面目に勉強ができそうなので、その中学校「喜瀬尾中学校(きせおちゅうがっこう)」へ入学することとなった。

 その中学校はここから歩いて三〇分かかる。少し遠いが不良学校にいくよりは随分マシだ。

 僕はこれから不良のいない素晴らしい学校で楽しい学校生活を送る…予定だった。

こんにちは、初めまして。

人生初の小説です。

この小説は残酷な描写もなければ年齢制限もない普通の小説です。

普通の小説なんですけど、読んでくださると私普通じゃない喜び方をすると思います(何

それだけ、嬉しいってことです。


さて、今回はエピローグで短くなっていますが、本編では一話3000字程度で投稿していきたいなと思います。何度か読み返してから投稿するようにしていますが、日本語がおかしかったり誤字があったりするかもしれません。そこはお許しを。


それでは、これからもよろしくお願いします。

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