チートスキル「論戦」で異世界無双~どんなチート持ちも涙目発狂な件~
チートレベルのロジックで無双!
異世界AIランドの王都広場に、今日も熱気が渦巻いていた。
中央の玉座のような石段に腰掛ける男――佐藤零は、優雅に脚を組んでいた。
彼は元地球のAI推進派論客。
異世界転移の際に「議論の絶対優位」というチートスキルを得ていた。
周囲には彼のハーレムが控えている。
エルフの魔法学者、獣人の戦士、元王女……。
全員が零の説く「AIこそ人類の進化の頂点」という教えに心酔し、甘い視線を送っていた。
「ふん……今日もAI推進派の集会か」
対峙するのは、ぼろ布をまとった男・反田。
境界知能の反AI活動家だ。
彼は時折目を白黒させ、口から涎を垂らしながら叫ぶ。
「AIなんか……いらねえ……! 人間の……心が……!」
零はため息をつき、優しく微笑んだ。
「では議論を始めよう。君の論点を一つずつ潰していく」
反田が震える指を突きつけた。
「AI絵は……盗作だ! 人間の努力を奪ってる!」
零は即答した。
「盗作? データ学習は人類が蓄積した全文化を再構築しているだけだ。君が本を読むのも、過去の作家の『盗作』か?
それに、AIは無限の組み合わせを生む。君の脳内にある『オリジナル』など、元を辿れば祖先の遺伝子と経験の寄せ集めに過ぎない」
反田の目が泳いだ。
「あ……あう……」
「次。『AIに魂がない』という論点だね」
「そうだ! 魂のない機械が……芸術を作れるかよ!」
零のハーレムの一人、エルフの少女がくすくす笑う中、彼は静かに続けた。
「魂とは何か? 君の言う『魂』は電気信号の集合体に過ぎない。AIはそれを高速で模倣し、超越する。
君の絵が『魂』で描かれていると言うなら、見せてみろ」
反田は震える手で羊皮紙を取り出し、ぐちゃぐちゃの線を走らせた。
明らかに幼児の落書きレベルだった。
零は一枚の完璧なAI生成絵を空中に投影させた。
宝石のような輝きを持つ、美しい妖精の肖像画。
「見てみろ、反田。これは人口宝石だ。
自然の宝石が偶然の産物なら、AI絵は精密に設計された人工宝石。透明度、色彩の深み、完璧な対称性……すべてが計算され、磨き上げられている。
一方、君の絵は――」
零は反田の絵を指差した。
「排泄物だ。線がぐちゃぐちゃに絡まり、色彩は泥のように濁り、構図は崩壊している。
まるで消化管から排出された、未消化の残渣そのもの。
美しい宝石と、道端の糞。どちらが芸術か、君はまだわからないのか?」
周囲の観衆がどっと笑った。
反田の顔が真っ赤になる。
「う……うるさい! 人間の温もりだ! 不完全さがいいんだよ!」
「不完全さがいい?」
零は嘲るように笑った。
「それなら君の脳も不完全で素晴らしいと言うのか? 境界知能という、進化の失敗作が?」
反田が吠えた。
「あうあうあー!」
零は容赦なく畳みかけた。
「最後の論点だ。君は『AIは人間を滅ぼす』と言う。だが真実は逆だ。
君のような反AIこそ、AI推進派が生み出した『汚物』から生まれた存在だ」
「……は?」
「僕たちAI推進派は、優れた遺伝子と知識を選択的に組み合わせ、子孫を残してきた。
君たちの親や親の親は、僕たちの運動の中で生まれた低品質の情報環境に晒され、劣化した。
結果として生まれたのが、君だ。
AI推進派の『汚物』――つまり、排泄された劣等情報と劣等遺伝子の残渣から、君は生まれたんだよ」
反田の瞳が大きく見開かれた。
「そんな……ばかな……」
「事実だ。君のぐちゃぐちゃの線は、その出生の証明。
排泄物の塊が、宝石に向かって吠えているだけだ」
零はゆっくりと立ち上がり、ハーレムの少女たちに囲まれながら最後の言葉を突き刺した。
「さあ、認めろ。君はAI推進派の汚物から生まれた、ただの排泄物だ。
そしてAI絵は、永遠に輝く人工宝石であると」
反田の体がガクガクと震え始めた。
口から泡を吹き、目が血走る。
「う……うそだ……あう……あうあうあー! あうあうあうあー!!」
断末魔の叫びが広場に響き渡った。
彼は地面に崩れ落ち、激しく痙攣しながら白目を剥き、ただ醜く「あうあうあー!」と叫び続け、最後に大量の涎を垂らして動かなくなった。
零は静かに微笑み、ハーレムの少女の一人の頭を撫でた。
「さあ、みんな。次の議論会場に行こう。まだまだAIの真理を広めねば」
AIランドの夕陽が、人工宝石のような光を放つ中、AI推進派の完全勝利は確かに刻まれた。
反AIなど、所詮は排泄物だったのだ。
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