コラム:六歌仙
◆ 六歌仙 ◆
語り手おねえさん:
●六歌仙ってなに?
カーネギーの音楽業界は、音楽界の冒険者ギルドに相当する【楽壇】
によって統制されています。
この楽壇が、カーネギー最高だと認めた音楽家が、【六歌仙】です。
自動的にSランクとなります。
六歌仙は下記の部門で構成されています。
伝統、革新、歌唱、演奏、作詞、編曲
の六つですね。
この六歌仙という称号は楽壇が授けるものであり、
どの世代も部門に一人ずつしか存在しません。
辞退・引退することもできません。
次代の六歌仙を楽壇が決定した時に、
称号を取り上げられる形になります。
●作曲部門が無いんだけど?
あやや、ご慧眼ですね。
じつはかつて、作曲の称号はありました。
それが今は、伝統と革新、この二つに分かたれているんです。
ことの起こりは40年ほど前。
伝統派音楽一強だった時代から、
音楽表現の自由を求めるムーブメントを経て、
作曲に関する評価基準が崩れ去ってしまったのですよ。
この解消の為に、作曲の冠を伝統と革新に引き裂いて、
今の六歌仙となったのですね。
●伝統――楽壇最大派閥、【伝統派】の看板
伝統理念と技法に基づいた、最も優れた作曲者に送られる称号。
冠者:モトロード
性別:男性
年齢:38
通称:グレートコンポーザー、音楽の正解、天才を追い抜いた秀才
・管弦楽の作曲を得意とする。
・ピアニスト上がりで、コンダクターの腕も一流
・派閥ではぺーぺーの一年生議員でしかない
・悲しき中間管理職
●革新――派閥無き無秩序を放し飼う演出家
伝統理念と技法に基づかない、最も優れた作曲者に送られる称号。
冠者:アップル
性別:女性
年齢:36
通称:ニューウエーブの旗手、七番舞台影の支配者、ザ・ヒットメーカー
・元はアーバン型トルバドール
・ポップス界を席巻して六歌仙に
・就任後、プロデューサー業に邁進
・人気アイドルグループをいくつも抱えている
・七番舞台の総合演出も担う
●歌唱――オペラ界に鎮座する老いた巨星
歌唱に依る表現力が豊かで技術も上手い。
冠者:マンモス
性別:男性
年齢:65
通称:主役を食うバス、オペラ山脈、歌声すなわち地震
・歌劇界不動のナンバーワン・バス歌手
・歌謡曲や演歌でも活躍
・地声が大きすぎて日常生活に支障
・二番舞台の全ては彼の味方
●演奏――卓越した演奏技術と楽器への愛情
楽器に依る表現力が豊かで技術も上手い
冠者:ユーメ
性別:女性
年齢:27
通称:演奏制覇者、楽器オタクの極み、ゆるふわユーメさん
・どんな楽器も弾きこなせる感覚派の天才
・珍楽器大好き
・楽器を語らせると早口が止まらない
・一切の派閥に属さず好き勝手に生きている
●作詞――圧倒的な多産と流行拡散力
作詞に依る表現力が豊かで技術も上手い
冠者:パウ
性別:女性
年齢:43
通称:作家より作家、ロジックで動くポエット、心理解体探偵
・インタビュー魔で、それを創作の源にしている
・カードシャッフル手法という独自の作詞手法を持つ
・カードマスターという通称を広めているけど浸透しない
・本職は探偵
●編曲――ひらめきと技術の危険な融合
編曲に依る表現力が豊かで技術も上手い
冠者:ミューチャー
性別:男性
年齢:33
通称:彩の魔術師、パッチワーカー、眠らずのミュー
・ひとたびメロディーを聞けば完成形が閃く
・でも閃きはすぐに霧散してしまうので急いで楽譜起こしする
・気に入らないメロディーだと編曲を断る偏屈者
・テクノ出身で完全独学にて名を高めた
・音が歌に従属している現状が不満
語り手おねえさん:
なかなかに濃いメンツ揃いのようですね。
みなさん一筋縄ではいかない匂いがプンプンします。
おねえさんが特に気になるのは、
モトロードさんの「悲しき中間管理職」の部分。
わかりますよ!
辛いですよね!
こんど暇があったら一緒に飲みましょう!
あ、最後にメタ発言かましますけど。
六歌仙全員、
【本編に登場】して【何らかの見せ場】がありますよ!




