コラム:ステージ格付け一覧
語り手おねえさん:
楽壇カードには、音楽における貢献や収入を基にした
【ランク】が自動的に記されることは、
音楽の女神・ミューズ様の項で軽く触れましたが。
このランクによって、音楽家たちがステージを持てる領域が
変わってくるのですよね。
ここではカーネギーの音楽的ピラミッド構造と、
その実像たるステージの格付けをご覧いただこうと思います。
■ナンバーズ■
檜舞台。
1番から14番までの数字で管理されるA級舞台。
ここでステージを持てることが一流のライン。
但し興行主の裁量で、ランク不問のステージが開催されることも。
なお14番のみ存在意義が違う。
一番舞台 : 神域。六歌仙専用。絶対的な権威の象徴。
二番舞台 : 殿堂。歌劇、大規模合唱、吹奏楽の総合芸術。最大キャパを誇る。
三番舞台 : 一流。有名だが六歌仙に至らぬ者の場。金と質が求められる。
四番舞台 : 流行。流行の発信地。独自チャートを新聞社と連携して発表。
五番舞台 : 郷愁。フォーク、カントリーが主流。かつてのメインストリーム。
六番舞台 : コンセプト。ノージャンルだが、様々な主題で固めたフェスを打つ。
七番舞台 : 演出。アイドル、エンタメ、熱狂の最前線。アップルの領域。
八番舞台 : 情念。演歌、シャンソン、ブルーズ。情念や諦観の吹き溜まり。
九番舞台 : 伝統。伝統派の本拠地。規律と論理の極致。モトロードらの領域。
十番舞台 : 回顧。懐メロの殿堂。リクエスト随時受付中。
十一番舞台: 技量。技巧の社交場。ジャズやインストなど純粋な演奏技術。
十二番舞台: バンド。ロックの殿堂。フォーピースこそ至上。歌は楽器。
十三番舞台: 狂乱。パンク、スラッシュ、ヒップホップ。破壊的表現者の根城。
十四番舞台: マッチング・セッション。相方やメンバーを探すためのロビー。
■マイナーズ■
ナンバーズ未到達、あるいは独自の道を歩む表現者の領域。
辻ステージとも呼ばれる。
四馬車辻:B級舞台。一般的な成功のライン。
二馬車辻:C級舞台。音楽だけで食っていけるライン。
単馬車辻:D級舞台。バイトと掛け持ちで生活できるライン。
路地辻 :E級舞台。たまにおひねりが来るライン。
青空舞台:D~E相当。公園や河川敷、空き地など。
ガツガツしていない層が多い。
地下・箱:B~Eまでまちまち。
各種音楽クランが組織下の音楽家たちに与える発表の場。
営業施設:B~Eまでまちまち。ライブハウス、クラブ、サロンなど。
主催者の下で営まれるステージ。
語り手おねえさん:
一般的なサクセスルートとしましては、
路地辻で地味に演奏実績を重ねながら、
十四番舞台で仲間を募り、ランクを上げ、
目立つ馬車辻ステージで顔を売り、
営業施設や音楽クランに営業をかける。
ここまででCランク相当。
あとは営業施設などで定期演奏しながら、
馬車辻で知名度を広げ、
会心のキラーチューンを以て週間チャート上位を獲得。
ここまででBランク相当。
あとはチャート10位までに入れば
第四舞台のチャートステージに立てるようになり、
このあたりでジャンルに応じたナンバーズから
ライブの打診がかかります。
これでAランク。
サクセスの上がりです。
え? 神域一番台? 六歌仙への昇格?
まだそんな先のことを知らなくても、
お姉さんはよいと思うのですよ。
ふふふ。




