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3話 クララが来た


はじめの街アルスの酒場、


朝から、


いつもの連中が、会議?をしている。



「揃いも揃って、相変わらず、


冴えない顔してるわねぇ。」



「ほっとけ!」



と、クロに突っ込みを入れたガガ。



「、、ねみ〜、、、。」



と、眠そうな、まっちゃ。


そして、


腕を組む岩の様な筋肉は、


目は開いているが、どこか、遠い宇宙と、交信してる様な、


頼りない3バカに、


熱弁を振るうクロ。



「、、、と、言う訳で、


な、な、なんと、


ジャジャ〜ン!


うちに来てくれた、


クララさんです!


ヒーラーです!


私を褒め称えよ〜!」



「おおおぉぉぉ〜!


最後の部分は置いといて。」



「何よ!私を褒めなさい!」



「は、初めましてクララです。


LV20です。


ひ、ヒーラーです。


よ、よろしくお願いします!」



、、こ、怖い、この人達、個性ありすぎ、、、


、、え、エルフ?


、髪赤いんですけど、、逆立ってるんですけど、


瞳赤いんですけど、瞳孔まで赤いんですけど、


背も、めっちゃ高いんですけど、


細くて、手足長いんですけど、


なんか、カニみたいでキモいんですけど、、、


隣の人、髪、青いんですけど、


背は普通でも、横幅凄いんですけど、


歩く岩なんですけど、、、


、、あの男の子も、、普通っぽいけど、


とんでもないんだわ、髪、緑だし、、、


、、クロちゃんだけ、ちょう可愛い、鬼だけど、、



「、?、クララさん?」



「は、はひっ!」



「?どうかした?」



「な、なんでもありません!」



「、、そう、じゃあ、こちらに座って頂戴。」



「はい。」



「好きな物注文して良いから、私の、おごりよ!」



「えっ、良いんですか?」



「ええ、もちろん!


お前らは、自腹よ。」



クロは、


こっそり、超高級料理を頼もうとしていた、


男3人に、釘を刺した。



「コホン、俺はガガ、魔導士をやってる、よろしく。」



ごまかす為に、ガガは自己紹介を始めたのだが。



「あ、あのう、魔導士って、


回復魔法も使えるんじゃありませんか?」



クララの疑問がテーブルを爆発させた。



「なに〜!」


「嘘だろ!」



クロとまっちゃは、核爆並みに驚いた。



「ああぁ、そう言えば、前に使っていたな、、。」



「知ってたんかい!」

「知ってたんかい!」



古い付き合いのタカは、昔の事を思い出して、


2人に、思いっきり突っ込まれた。



クロは思いっきり、ガガの胸ぐら掴んで締め上げた。


クロの身長は、146cm位なので、


215cmのガガをそうする為に、


椅子の上に立ってではあるが、


鬼族の筋力は、エルフの10倍以上あるので、


出来る事なのだ。



「テメェ、なんで回復しないんだ!あぁ?」



、、、ク、クロちゃんも、怖かった、、、



「か、回復薬で、やっているじゃん、、。」



「はぁ?!敵をだろうが!」



「、、あれは、たまたま、、」



「たまたまだぁ?ふざけるな!」



「ぐげ〜!」



ガガは、クロのタワーブリッジで、


そのプロレス技でギブアップした。



「あの2人は置いといて、


僕は、まっちゃ、このパーティーの切り札、


軽戦士にして、トレジャーハンター、


華麗なる技の使い手、


LV1桁で、


中級の森に挑み、


モンスターの大群を前に一歩も引かず、


無事に生還した男、


そう、


それが僕、ウルトラ、スーパー、、」




、、この男の子、


会話していないと、呼吸出来ないタイプなのね、、



会話を遮ったのは、


まっちゃの頭を鷲掴みにして退かした、


タカである。


UFOキャッチャーの景品扱いされた、


まっちゃは、ぶうたれながらも、


その口は、呼吸をする為動き続けていた。



、、まだ、しゃべってる、、



「クララさん、」



「はひっ!」



「俺は、タカ、剣士です。


よろしく。」



歩く岩は、普通の自己紹介をして、


クララは、驚いた。



、、この人、まともかも、、、



「よ、よろしくお願いします。」



長身魔法使いを懲らしめた鬼っ娘もやって来た。



「わたしは、狩人、サブは料理人、


よろしくね!クララさん!」



「よ、よろしくお願いします。」




「ちなみに、クララさんのサブは?


あっちの、赤いのが、魔法研究家、


で、青いのが、剣術家よ。」



「あ、はい、私は、薬師です。」



「わぁぁ、本当の回復役だぁ〜!」



クロは、目を輝かせ、そして、手を合わせ、


クララを見つめる。



、、、ぅっ、か、可愛い、、これじゃぁ断れないよ、、、




クロの喜ぶ姿に、クララは流されるまま、


パーティーに加わる事となった。



そして、


クララは、走った。



走って走って走り続ける事になった。


中級の森で、電気ナマズの陸上歩行版LV50に追われ、


また、サンダードラゴンLV60に追われ、


更に、狂気のグリフォンLV45に追われた。



当然、


原因は、ガガと、まっちゃである。



「お〜ま〜え〜ら〜、、飯抜きだ!」



「いやー!」

「い〜や〜!」



2人はクロに、す巻きにされ、大きな木の枝から、


逆さに吊るされた。


その傍で、食事の準備を始めた。



「ん〜ん〜!」



ご丁寧に猿轡をして。


タカは、周囲の警戒、


女子2人は、


先に食事をした。



「お、美味しい、、、。」



「でしょ、わたし、結構料理上手いのよ!」



、、、この可愛いさ、で、料理上手なんて、反則、、、



「本当に美味しいです。」



「食べて食べて、どんどん食べて!」



2人が食べ終わった後、


今度は、タカが食べる番になり、


女子2人が、警戒にあたった。


その際、


ゴブリンの斥候に襲われたが、


クロは、全力で撃退し、


クララには、指一本触れさせなかった。


その動きは神業で、前後左右の同時攻撃に対して、


弓矢とナイフで、一瞬で倒したのである。



、、、す、凄い、物凄いプレーヤーだわ、、、


、、こんな人と、一緒のパーティーで、いいのかな、、、



「安心して!クララさんには、絶対攻撃を通さないから!」



「あ、ありがとうございます。」



、、いいのかな、、、




タカも食事を摂り終わり、先に進む事にした。


泣いている、吊るされた2人は降ろされ、


自由の身になった。



「さっ!行くわよ、あなた達!」



「ぶうぶう」

「ぶうぶう」



飯抜きにされ、ぶうたれる2人に、


天使が舞い降りた。


クララである。



「あのぅ、もし良ければ、どうぞ、、、。」



彼女は、


アイテムポーチから出したパンを2人に差し出した。



涙を流しながら2人は、


クララの手を取り感謝を述べ、


パンを貪り食った。



そして、


クララの護衛を始めた。


さすがに、3人に囲まれたクララは困惑したが、


クロの拳で、たんこぶを作った2人が、


持ち場に戻り、問題解決?した。



クロ達は、先程逃れた狂気のグリフォンの元に戻り、


対決して、見事、討伐した。


初撃は奇襲で、グリフォンの右目を、


ガガのシャドウストライクで部位破壊して、


タカが突進して壁役になった。


まっちゃは、ヘイトを高めて、


タカの負担を減らす事に徹して、


クロは、後方から弓矢で攻撃した。


鬼族のパワーは、種族中トップクラスなので、


狂気のグリフォンLV45に対して、


普通に攻撃が通っていた。


クララは、前衛まっちゃの回復だけで済んでいる。


狂気のグリフォンの衝撃波は、まっちゃにダメージが、


入るからだ。


ちなみにタカは、筋肉を高速で動かし衝撃波は出す、


スキル、ボディーソニックで、


相手の衝撃波を相殺して、ノーダメージである。



それから、ガガによる攻撃、


闇魔法、呪炎、ダークファイヤにより、


グリフォンのくちばしが、燃え続けた為、


グリフォンは次第に弱っていった。


このゲームは、


エネルギー源の概念が組み込まれている為、


ほとんどの生物は、体内蓄積エネルギーと、


酸素を使って、活動エネルギーを得る為、


酸素が不足すると、弱っていく道理だ。



今回の場合、


グリフォンのくちばしで、


燃えていたダークファイヤにより、


酸素を炎が消費し続けた為、


グリフォンは酸素不足になったと言う訳だ。



ガガの性格と同じく、たちの悪い魔法、


ダークファイヤは、指定した場所で燃え続け、


解呪、ディスペル系統以外では消えない、


厄介な炎なのだ。



それから、


止めは、タカだった。



弱ったグリフォンを逃がさないよう、


二刀を持って懐に飛び込み、


胸の筋肉を断ち切って、


すかさず回り込んで、背中に飛び乗り、


ひたすら斬り続け、


最後は、


二刀で、はさみ切る様にして、


グリフォンの首を切り落とした。



こうしてパーティーは、


狂気のグリフォンLV45を倒し、


ガガ、タカ、以外のレベルが上がった。


まっちゃはLV19に、


クロはLV22に、


そしてクララもLV23になった。



クララは、自分が役に立っているのか不安で、


暗くなっていた。



、、、みんな、凄い、、いいのかな、、、


、、、私、ここにいて、、、、



クロが気付き、クララに声を掛けてみた。



「クララさん?どうしたの?」



「いいのかな、、私、ここにいて、、。」



、、あっ!、、



思わず口に出た言葉に、自身も驚き、


クララの目から涙が、ぽろぽろと溢れ出し、


泣き出してしまった。



「あ、わわ、クララ、大丈夫だよ、いていいんだよ。」



「事情を話して御覧なさい。」



慌てるクロに対して、ガガは優しく話し掛けた。


クララは少し落ち着きを取り戻し、


事情を話し始めた。



「実は、、、」



クララの話しによると、


彼女は、前のパーティーをクビになったそうだ。


話しを聞く限り、


彼女に落ち度は無いだろう。


新たに入って来た、高レベルヒーラーに、


彼女の居場所を取られた形だ。


ただ、


彼女が傷ついたのは、


そのパーティーが、リアルの友達、


同じ学校の、同じ部活の友達だった事が、


問題だったのである。


彼女の自信を無くすのには、


十分であろう事は、間違いない。


友達達には、悪気は無いのだが、


彼女にしてみれば、ショックな事、間違いない。



「うぅぅ、何よそれ、クララが可哀想!」



クロ同情して泣き、



「うぅぅ、」



タカは、泣き声を堪えて涙を流し、



「わ〜ん〜!」

「わーん!」



ガガとまっちゃは、抱き合って泣いていた。



クララは、皆の反応に驚き困惑してしまった。



「どうして、どうしてですか?!


今日、会ったばかりなのに!」



クララの疑問に答える為、


長身エルフは立ち上がり、なにやらアイテムボックスから、


2つのスクロールを取り出し、


彼女に手渡した。



「それは、みんなクララのことが、


気に入ったからだよ。


そのスクロール使ってみて。」



「、、いったい、、」



クララは、言われた通り開いてみた。


すると、


頭の中で声が響く。


『スキル、MP自動回復を習得しました。


30秒で最大MPの1%自動回復します。


スキル、呪符魔術を習得しました。


これにより、


呪符の作成と使用が可能になりました。』 



「えっ?!


これって、、」



「クララを気に入った証さ。


呪符は、作る時にMPをそれなりに使うけど、


使用する時は使わないから、


戦闘時に役に立つし、


回復にも使えるから。」



戸惑うクララに、皆声を掛けて励まし、


また、慰めた。



「どんな人だったの?嫌な奴?」



クロは気になって聞いてみた。



「そんな、とても人当たりの良い人で、


とても高位なヒーラーでした、サロメさんは、、。」



「ふ〜ん、そうなんだ。」



突然まっちゃが、話しに乱入して来た。



「ちょと?!サロメって、まさか、あの、、、、。」



「何よ、まっちゃ、何か知っているなら教えなさい!」



「う〜ん、別人かもしれないけど、


俺ネットワークによると、


パーティー壊しのサロメっていう、


高位ランクの女ヒーラーがいるって言う、


あくまで噂話しとして、


聞いた事があるって言う事なんだが。」



「そんなの別人に決まってるじゃない〜、、。」



「そういえば、いたなぁ〜そんな奴。」



「??」



ガガが、何やら知っているみたいで、


タカは何やら引っ掛かった。



「ほら、うちにちょつかい出してきて、


シンに、ぶった斬られた奴。」



「ああ、いたなぁ、金髪美人。」



「そう、体じゅうに、タリスマンのアクセサリー、


いっぱいつけてた奴。」



ガガとタカの話しを聞いたクララの顔色が、


見る見る青ざめていった。



「まさかクララさん?そんな人だったの?」



クララは無言で、クロに頷いた。


その時、


クララに、前のパーティーからフレンドメールが届いた。



『、、助けてくれ、、』 




 第3話 完



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