表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第六章 絡み出す伝説者
93/957

第九十三話 電撃戦

早き事風の如し


トミーマーリン姫は前方に布陣する敵大部隊を確認する。

戦力として見れば想定の二倍の戦力であり、自軍と比べて80%前後の数である。

全部隊を止め、陣を張る。

かなりな消耗戦を覚悟しなければならない。


眼前に伝令が来る。


報告致します、我が遊撃隊は先に戦闘状態に入り、敵を沈黙させました。

遊撃隊長は、内々にお伝えしたい事があり、お館様に御足労願いたいとの事です。


目の前の敵は健在に見えるが動きが無い、何か謀略で動きを封じているのだろうか?


あい、わかった。案内せいと、数人を連れて手前の遊撃隊へ向かう

林田(はやしだ) 蒼楽(そら)

あっ、姫!お疲れ様

こっち、こっち


トミーマーリン姫

知らぬ顔が二人居るが誰じゃ?


敵軍の使者であり、講和の条件を話し合いに来た外交担当だった。


なんじゃと、蒼楽(そら)殿!戦は終わっておるのか?


うん、ギブだって


えっ?ギブって・・


コバンヤッシーとエビノンノの両軍を従え、両国は黒色(こくしょく)教連合を脱退し、連邦に加盟した。

この戦で自軍の損害は無く、死傷者は7名で、死者0軽傷7で有った。


連邦東第一軍は倍近く膨れ上がった。

予定通りに二手に分けて姫の副将が第二軍、姫が第一軍と再編を行い、既に大隊規模を超えた師団になっていた。


第二軍はエビノンノ国で休憩後、西進しイーサー国の攻略じゃ、連邦西軍が攻略中なら合流、まだなら包囲して待て、わらわはミヤコンジョーダ国へ向かう。


蒼楽(そら)殿は当初の予定通りに・・ん、蒼楽(そら)殿は何処か?


副将

ミヤンザッキー国へ向かいました。


な、何?早いの!

いかん、いかん、我らも動こうぞ、以上じゃ

一方、スギココロンはカーゴシーマン南東部カノヤン国の包囲戦に取り掛かる所であったが、既にカノヤン国から恭順の使者が来ており、姫の思惑通りに無血開城状態になる。


よし、カノヤン国に入り軍の再編を急ぎ、ミヤンザッキーの地に向かわねば


数時間後にはカノヤン国を出て、ミヤンザッキーの地、ミヤコンジョーダ国へ向かう途中、伝令が来る。


スギココロン様、お屋形様より伝令で御座る。


エビノンノ国、コバンヤッシー国は蒼楽(そら)殿が落としました。ミヤコンジョーダ国はお館様が陥落、お館様はそのままニチニチナーン国、林田様はミヤンザッキー国の攻略に向かわれました。

スギココロン様はクッシーマン国の攻略をとの事で御座る。


スギココロン

わかり申した。


使者は戻って行く・・早い!早過ぎる。

こちらが早いと思っていたが、それ以上に早い。

蒼楽(そら)殿がエビノンノ国、コバンヤッシー国を落としたと言うが・・遊撃隊は10名強の部隊、どう落としたと言うのか?

移動しているだけで出遅れてしまったと言うのか?

早く、クッシーマン国へ向かわねば!


焦るスギココロンだったが姫も第二軍の副将も焦っていた。


林田蒼楽(メインイベンター)に全部、持ってかれそうになっていたからである。

遊撃隊はミヤンザッキー国に入っていた。

全くの無抵抗、単なる旅人状態であった。


タンナンカーン

林田様、ミヤンザッキー国はやる気が無いようですな


林田(はやしだ) 蒼楽(そら)

ま、嫌々、黒色(こくしょく)教連合に付いていたんだから、連邦でも良いやって事じゃない?


ミヤンザッキー国の大統領府に着くと恭順を示されたので、使者をニチニチナーン国方面へ出す。


連邦軍本隊を待って指示を仰ぐように伝えると北のサイサイトン国へ向かうのだった。

参照

伊佐市

https://www.city.isa.kagoshima.jp

串間市

http://www.city.kushima.lg.jp

都城市

https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp

日南市

https://www.city.nichinan.lg.jp

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ