第九百二十四話 撮影クルー
Q&A
前回からの続き
水星圏にて交易と外交、慰安旅行を行い、民間交流も存分に行えた。
それとは別にルビーメイはインタビューを受けていた。
気にならない様、日常会話に混ぜてちょこちょこっと。
内容としては全次元指導軍はどう思うか?、第10宇宙派遣軍は?、銀河系方面第7師団は?、第3大隊は?第9監視中隊は?水星圏は?
ルビーメイは北極分屯地と水星圏は友好的に捉えているが、他は知らないので、それ以外は判断材料に欠けるので何とも言えないと答えた。
暫く、太陽光発電やソーラー給湯等の話しに興味深く聞いていると、さり気なく質問が混じり出す。
水星圏や北極分屯地の様な友好的に感じられる組織は多ければ多い方がいいか?
協力体制は組むに値するか?
ルビーメイ信仰は必要か?
困った時は助けてくれたりするか?
質問者も案内しながら上の意向で聞いているのは分かっていたので通路の途中にあったベンチに座り、案内役兼質問者にズバリ質問をどうぞ!と投げかけると助かりますと質問書を見せられた。
内容は大体、どうやったら怒りを買わずに仲良くなれて、協力してもらえるか?と言う内容であった。
ルビーメイは答える前に2つの質問をする。
敵対勢力っているの?
協力って軍事作戦?
答えは全次元指導軍や第10宇宙派遣軍全体では敵対勢力は存在するが銀河系方面第7師団では敵対勢力はなく、協力はしてもらえなくてもいいです。との事であった。
ルビーメイ
うーん、敵対しなければ敵対しないし、対等の関係って感じがいいかな?
協力はねぇ・・どうしても困ったら言って、助けれるのなら助けるけど面倒だったら断る感じでw
あ、信仰は宗教と言うよりアイドル的な物でいいんじゃ無い?
案内役兼質問者は答えを聞き、ホッとすると共に敵対はしないと言う言葉に安堵した様だった。
ルビーメイ
逆に要望とかある?
案内役兼質問者
それなら、アイドルとしてのポスターや写真集や映像が欲しいです!
ルビーメイ
胸の谷間をガン見しながら言うなしw
まあ、言い出しのは私だし、作ろっか?
と言うわけでピンナップ撮影が急遽組まれた。
水着、普段着、コロニー内での日常的な物から旗艦USSエンタープライズ号内と撮りまくった。
お疲れ様でした!と撮影が一通り終わるとヤポーネでの絵が欲しいので後で撮影クルーを送るとの事だった。
最後に明日は朝食後、サイン会を開くので御願いしますと言われる。
ルビーメイはここで気付く「あれ?私、慰安旅行になって無く無く無い?」
と言う訳で翌日はほぼ高次元生命体の伝説者と最早、高次元生命体のスガールを交えてのサイン会を開催する。
ルビーメイ以外はこの後、撮影だそうだw
そして、翌日、水星コロニーを後にする。
被写体が増えた事で撮影クルーも増えたのでそのまま同乗してもらった。
帰りは月周回軌道と宇宙遊覧をしつつ戻る予定であった。
艦底の倉庫には今回の交易での物々交換での物納品のモビルスーツが3体収納されていた。
ルビーメイ個人では今回の交易や外交は大成功であるが慰安旅行として失敗であった。
帰りに月周回軌道近くになるとパージメンとエイッチャーが「月面行こうや!」と騒ぎ出す。
月面の資源が目当ての様で有る。
ここでタンゲンが言う
「前回の宇宙戦艦で行った時のピンクダイヤの採掘跡はどうなったんだろうね」
ルビーメイも気になり近くを通るとギラリとピンクダイヤの鉱石が光る
ここでケイジーンがルビーメイに耳打ちをする。
「阪本大権現様が宇宙に上がられた記念に採掘しては?土産話しになりまっせ」
と言う事でスガールさんに取ってきてもらうとピンクでは無くイエローダイヤであった。
スガール
あれ、同じ並びにあったから・・変えてきますね。
ルビーメイ
ううん、これでいいよ。
撮影クルーはイエローダイヤを連写していた。
何故かその前に笑顔で二人は立たされてフラッシュを浴びるのであった。
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