第九百二十二話 アッという間
国際宇宙公園
前回からの続き
宇宙エレベーター最上階
つい最近までは解放されていなかったが、売店、トイレ、ベンチと設置され、植林等もされた事で公園として解放された。探共の支部を作る計画も有るがトクヤマン城下に出来てからになるだろう。
一般客の多くはここを訪れては宇宙を見ながらデートや家族サービス、お弁当を食べるのがトレンドになっていた。
ゆっくり出来る様にこの場所はルビーメイ御得意のごり押し魔法で重力が存在しており、エレベーター内で成層圏を超えてから、正に読んで字の如く、無重力状態で地に足が着かずに落ち着かない人々はここで休憩すると共にホッとするスペースである。
ちなみに売店の売上一位は「宇宙水」、二位がスペーシーあんぱん、三位がお土産用の宇宙へ行ってきました饅頭、四位がギャラクシー日替わり弁当、五位がスペース海苔巻き霰である。
宇宙とか印字が付いているだけだが、ここだけのオリジナル商品である。
慰安旅行組はとある問題があって、ここでトイレ休憩である。
ここから二重ハッチを通って宇宙船に移動するのに宇宙服が足りないのであった。
幸い、高さが有り温度が低く、今は紅白の梅が見頃で有り、皆、ボーッと見ていた。
その隙にゴリ押し魔法で二重ハッチから先の宇宙船の入り口まで繋いでいたのである。
観光客等が「おおアレを見ろ」と指差しながらルビーメイの魔法を見る。
「あれが現人神のルビーメイ様か!」
「有難や、二人の黒の女王様と共に拝めるとは!!」
「見ろ!魔人だぞ、おお勇者に英雄に魔王様にG10の3人 (※ 藤井智美、ザックン、パージメン)まで揃ってるぞ!!!」
ナンシーン
なんか騒ついてきちゃった。
姫様、早よ、早よ
ルビーメイ
わかってるって、もうちょいだから・・うし出来た!
はーい、慰安旅行の皆さんはハッチ内に進んでください。
「はーい」と疎らな返事と共にぞろぞろと第一ハッチ内に進む
全員が進み点呼をし全員居るのを確認後、第一ハッチを閉じ、第二ハッチと宇宙船のUSSエンタープライズ号のハッチを開ける。
ルビーメイ
全員メインデッキに進んでね!
第二ハッチと船外、内のハッチを閉じるとルビーメイもメインデッキに進むと全員揃っていた。
ルビーメイはポケットがモゾモゾとするのに気付く
「あ、忘れた!」
ポッケからは5cm程の小ちゃなクロ、シロ、アカ、アオを取り出す。
林田 蒼楽
あ、いないと思ったら小ちゃくなってる!
山根 舞子
おいおい、ポケットからって狙い過ぎだろ!
藤井 聡美
ポケモンか!w
ルビーメイ
いやー、狙った訳じゃないんだけどw
じゃあ、取り敢えず、出発進行!
船がフッと浮いた感じがするとスーッと滑り出した。
宇宙公園から多くの人々が手を振ってるので、返礼返しに超低出力の色取り取りのレーザーで合図を送る。
メインパネルには宇宙空間が映し出されている。
みんな「おお」と騒いでる。
艦長、では、これより水星圏まで光速航行に入ります。とルビーメイが話すとあちこちで謎の声がする。
カーク艦長
これより光速航行に入る。
ヤマダ
光速航行準備良し
ミスタースポック
光速航行開始
メインパネルに映っていた星々が一気に線の様に伸びる。
皆が「おお」と大騒ぎである。
シャナタン
どれくらいで着くの?
ルビーメイ
5分後位かな?
ちなみに太陽までは8分ちょいね。
アーニャ
はや!
カニマイカン
ほえー、5分後は水星圏かぁ
とか言ってると減速し出すと水星圏に到達していた。
コーメー
光の速さではアッという間ですな、光陰矢の如しとは正にこの事ですなぁ・・
でっかい太陽に全員が目を奪われるのであった。
不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。
ご迷惑をおかけ致します。
誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
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