第九百十四話 切り札
感謝状
R5・3・15(水)1605
ヤポーネ エリア ヨンコク トークシーマンの地 ナールトン国 教団施設
先月下旬より始まったワッカヤンマー国のワカウラン港からナールトン国への海上ピストン輸送がやっと終わりを見せた。
スズキンの案で先発と殿に分ける事により、チュアム様が待ってるから早よ早よ&亜里沙様が行けないから早よ早よの二段プレスで迅速に移動させる策であった。
最初にチュアムが率いて、殿の亜里沙が今、到着した。
チュアム
亜里沙ちゃんお疲れ様!
亜里沙
チュアムちゃん、お待たせ!
しかし、凄い数だね。
西の教団本部の周りには巨大コロニーが出来上がっていた。
その数、267万人以上であり、ヨンコク 大陸からここを目指してる者達がまだいた。
チュアム
人数、やばいね。
まだまだ、増えるみたいだからさ、早速で悪いんだけど会合だって
亜里沙
うん、OKOK!
会議室に二人が移動するとマサッカネン、ヒーデキン、タカショタ、マサヒトン、トヨコーン、オブザーバーとしてクノールン商会からケイジーン、ルビーメイ領からは新設されたトクヤマンの阪本大権現神主兼諜報官のアーニキンが来ていた。
二人は上座に座らされると話し合いが始まると、初っ端から現実的な問題が話される。
マサッカネン
えー、先ずは食糧問題と致しまして、各方面より救援物資が届いたお陰で、約20日分は確保出来ております。
チュアム
え!?20日分?
亜里沙
うーん・・・ムリぽ
マサンヒトン
と、言う訳で先入りした人々を率いて移動を直ぐに開始しないとなりません。
亜里沙
食料って支援はまだ続いてますか?
ヒーデキン
はい、まだ、届きそうです。
ワッカヤンマー国も届いた物は纏めて送ってくれるそうです。
チュアム
えーと、ルート的には何処を通って行くんですか?
タカショタ
ルートはヨンコク 大陸を西進し、エッヒメンズの地、マツヤマン国に向かい、港からピストン輸送になります。
亜里沙
食料の買い付け状況は?
ケイジーン
現在、エリア ヨンコク・チューゴクゴクを中心に西ヤポーネでは食料品が高騰してるんで、南極大陸から大量に買い付けしてはおるんですが、到着までギリギリと言った所です。
チュアム
えーと、トクヤマンの備蓄ってどうなんですか?
アーニキン
現在、急ピッチで買い付け中ですが、こちらへの支援で在庫は少なくなってます。
到着までには揃うかと
チュアム
うーん、切り札がそろそろ届く筈なんですけど・・まだかな?
亜里沙
切り札?
そこに失礼しますと事務方のドワーフの男性が入って来る。
「チュアム様宛に、防衛省から緊急支援物資が届いてますがご存知ですか?」
チュアム
お、切り札来たぁ
あ、搬入お願いします。
亜里沙
防衛省が動いたの?
チュアム
うん、センガワさん達に動いてもらいました。
でも、油断禁物だから二、三日休憩したら移動しよ。
亜里沙
そだね。
ドワーフの事務員
「あ、すいません任務が終わったので最後にご挨拶をと言ってる者が」
亜里沙
誰?
「スズキンと申しておりました。」
チュアム
スズキンさんかぁ、本当にお世話になったね。
亜里沙
次の海上輸送、手伝ってくれるかな?
チュアム
うーん、だったら・・
あ、スズキンさんを呼んでもらって良いですか?
「わかりました」と言うと事務員は出ていく。
人でごった返す教団の正面ホールのソファでスズキンは座って待っていた。
スズキン
やる事はやった。
これで、教団から感謝状でも貰えれば万万歳だが・・どうだ?
まぁ、無くても教団の人員輸送に手を貸した事実が有れば何とか堅気の仕事に戻れるか?だが・・
そこに事務員が呼びに来る。
「両女王様がお会いになるそうです。案内します。」
スズキンはスクッと立ち上がるのであった。
不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。
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