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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第一章 -武格者-
9/955

第九話 遂に来た来た、やっときた!

※ 縮尺上、都府県や道の支庁を〇〇の地、23区や市を国、郡や町を市、村を町としています。また、地名は少し変えてます。

黒の女王様


わっ、ちょっとー!と言いながら、サワット チュアムは、辺りの景色が違っているのに驚愕した。

えっと、岩場?岩山?どこって、異世界なの?・・・いきなり過ぎて・・・もうっ!


亜里沙(ありさ)ちゃん、どこー?、他の人は?誰か居ないのー?もう泣きそうだよーっと、周囲を見渡すと誰かが歩いて来るのが見えた。


よく見ると、細身の小柄な初老の女性だった。


そして、気付く、自分が身長143cm、それより30cm位、低い事に。

えっと、小人族みたいな感じかな?かなり低めの日本人っぽく見えるけど、言葉は通じるのかな?


向こうもこちらに気付いたようだ、そして、驚いた顔になり、小走りに近付いて来る。


サワット チュアムは心中穏やかでは無い。

えっ、なに、何ー、怖いんですけど、迎え打つ?ううん、とりあえず、挨拶して様子見を!

そして、焦りながら、両手を合わせ引きつる笑顔で「サワディーカ」っと、タイ語で挨拶してしまった。


3m位手前で両膝をついた初老の女性も両手を合わせながら言った。

「おおー、黒の女王様じゃー、ありがたやー!」と

思いっきり日本語だった。そして、そのまま語りかけてきた、私には黒の女王様の言葉がわかりません。が、誠心誠意、理解に努めます。と


黒の女王様って、なにそれ?と、思いながらも第一村人から情報収集するチャンスなので、軽くスルーしつつ、えっと、大丈夫ですよ、日本語で!と微笑みかけた。


初老の女性は、「日本語?」おお、ヤポーネ語の事を日本語と言われるのですね?と言い、流石は黒の女王様、我らの言葉もお分かりとは感服致しましたと言う。


サワット チュアム

私はサワット チュアムです、貴女の事は何とお呼びすれば良いですか?


彼女の名はトヨコーンと言った。しかも、かなり背が高い方らしく、普通の女性は80cm位で男性でも1m前後らしい。


えっ?身長143cmの私、めっちゃデカい?マジっすか?笑えるんですけどw

と、初めての高身長優越感に浸っていると、トヨコーンが住んで所に案内したいと申し出たので、了承する。


そして、歩き始めて異様に体が軽いのに驚いた。


あっ、そう言えば重力1/10って神様が言ってた、言ってた!オモリが360kgの1/10+1/10の体重かぁー、わぁーい、めっちゃ軽い。


何か、フワフワする、笑えてくる。


少し、跳ねて見ると50cm位、フワッと垂直にジャンプ出来た。


あっ、オモリ無いと危ないかも?でも、ダンクシュート出来そうw


人と出会えた事と相まって終始ニコニコだった。


それを見るトヨコーンもにこやかだった。


道中、トヨコーンに色々聞いてみた。


仕事は霊感を活かしたイタコと言うシャーマンみたいな仕事で、ココは「アオーン・モーリンの地」と言う場所で、さっきの岩山はオッカナ山だと言うそうだ。


そして、聞いてもいないが一方的に話し出した。


最近、疲れ気味だとか、天気の話しとか、食が細くなったとか、昔はモテたとか、体が冷え気味だとか、若い時は一番の都「テイトン」で働いていたとか、「シーズニングオカーン」の西に住んでたとか、旅に行きたいとか、買い物によく「アイチング」に行ったとか、若い頃はナイスバディだとか、お祈りをよくしてるとか、と色々話してくれた。


地名と場所がわからないのと、取り止めの無い話しの量が多過ぎるのもあって、七割は話しが入ってこなかった。


一時間位、歩きながらトヨコーンの話しをずっと聞いていると街が見えてきた。


トヨコーン

黒の女王 サワット チュアム様、コレがムッツン国です。

R2.5.6一部、修正しました。

参照

青森県

http://www.pref.aomori.lg.jp/

むつ市

https://www.city.mutsu.lg.jp/

恐山霊場(青森県観光情報サイト)

https://www.aptinet.jp/Detail_display_00000047.html


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