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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第六章 絡み出す伝説者
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第八十七話 一騎討ち

世は戦国


サツマアゲン連邦 カーゴシーマンの地 キリリンシマ神宮付近 連邦東第一軍


トミーマーリン姫

第一大隊は、わらわが指揮をし、第二大隊は副将が指揮する。


林田(はやしだ) 蒼楽(そら)殿は小隊を預けるゆえ、遊撃隊長として、隊を率いて行動し、乱戦時に離脱し、ヨンコク大陸を目指してたもれ


では、半時間後に出発をする。

各中隊毎に小隊は班長の元、用意せよ、第二大隊長と遊撃隊長は残って貰う


さて、今頃はカーゴシーマンの東西の離脱国の包囲戦が行われている頃じゃ、まずは全軍でコバンヤッシー国を包囲する。西側が第二大隊、第一大隊が東側、遊撃隊は中央後方に布陣じゃ、中立都市は攻撃が無い限りは無視せよ、コバンヤッシー国の攻略後は軍備を再編し、第一大隊は西のエビノンノ国の包囲、わらわは南下し、ミヤコンジョーダ国の攻略に掛かる。

各隊、攻略後ミヤンザッキー国の包囲に掛かる。

遊撃隊の判断は蒼楽(そら)殿に一任する。


何故か連合本隊は既にオオイッタンの地に戻りつつある。

では、各隊に戻り指揮を頼むぞよ!解散じゃ


林田様、林田様!こちらで御座います。


振り向くとコボルトの男性が呼んでいた。


あれっ、レフリーさん、どうしたの?


エキシビジョンマッチからずっとレフリーをしてもらっている、姫のお付きの者でタンナンカーンだった。


今回、遊撃隊長付き兼班長に任命されたのがわたくし、タンナンカーンです。

まず、小隊へご案内を致しますので、こちらへ


10人の集団が整列している所へ行くと、自己紹介をされたので自らも名乗る。


タンナンカーン

林田様、この小隊は半分が初陣で半分が隠居前の混成部隊で、私を含め全員が志願者で御座います。


へー、小規模の敵地遊撃隊って危なそうなのに何で志願したの?


タンナンカーン

それはやはり武勲です。

武人の誉れ高い林田様と敵地中央で戦えば、かなり危険は高いですが戦功を立てれる、と、思いまして。

私も姫のお付きですので戦に絡む事も無いまま、現在に至っております。


年寄り達は最後に一花、若者は鮮烈な初陣で武勲と言った所だった。


ふーん、わかった!じゃー行こう、コバンヤッシー国に


されど、まだ出陣の合図は出ておりませぬが?


そこは遊撃隊っしょ!行くよ、みんな、武勲をたてに


思っ切り先行する林田に慌てて付いて行く11人だった。

皆のお面を見るとバラバラだった、タンナンカーンのバイキンマンを筆頭にキティ、ドラミちゃん、トーマス、ピカチュー、コマさん、ケロロ、スライム、仮面ライダー、猫娘、スヌーピーとバラエティに飛んでいた。


名前が覚えれなかったのでお面の名前で呼ぶ事にする。


皆が口々に自分のキャラの名前を声に出す。


どうやらお面のキャラ自体は知らずに付けているとの事だった。と、言うかどうやってお面を作っているのか不思議だ。


林田も姫から頂いたお面を付けながら言う、私の事はウルトラマンね。


ぜいぜいと息を切らしながら皆、林田に付いてくる。


付いて来れる?休む?


皆が大丈夫です。と言うのでそのまま進むとコバンヤッシー国に近付くと籠城どころか、打って出る為に進軍している所だった。


想像以上の大軍だった。


林田様、不味いです、まさか出陣しているとは、どうしますか?一旦、報告に戻るのが得策かと?


ん、何言ってんの?ココで見てて!と言うと走り出す。


タンナンカーン

なっ?林田様!何を!


林田(はやしだ) 蒼楽(そら)

やぁー、やぁー、我こそはサツマアゲン連邦のウルトラマンなり、いざ、尋常に勝負せよ!


コバンヤッシー国軍は突然現れ、一騎討ちを申し出ている林田に驚愕を隠せないでいる。


指揮の低下し始めると、一騎の騎馬兵が出て来た。


古風に一騎討ちとは笑わせてくれる!

我はコバンヤッシー国軍 第三大隊 第二中隊 第一小隊長なり!


林田(はやしだ) 蒼楽(そら)

うーん、小隊長か、まぁ、良いっかな?


ざけろ!蹴散らせてくれるわ!


騎馬が走って来ると助走を付けて高く、大きく跳び上がる。


呆気にとられる騎馬武者にフランケンシュタイナーで馬上から捻り落とし気絶させる。


討ち取ったりぃー!


遊撃隊は大フィーバー、かたや、敵軍は動揺し士気が落ちる。


コマさん、コレ連れてって縛っといて!と指示を出すとアラブ系の爺さんが捕虜を連れていく。


そして、静かになったコバンヤッシー国軍へ再び林田(はやしだ) 蒼楽(そら)が腕を組み言う。


やぁー、やぁー、我こそはサツマアゲン連邦のウルトラマンなり、いざ、尋常に勝負せよー!

次話、久々のサワット チュアムです。

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