第八百六十三話 ニュータウン構想
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区画整理
R4・11・12(土)1105
ヤポーネ ヤーマングッチの地 シューナーン国 トクヤマン城下町から少し離れた丘の上
集まり溢れた黒色教徒達の住居が急ピッチで出来上がっていく。
既にルビーメイの魔法により3F建てのアパートが何十棟も出来上がっていた。
母子、父子家庭の永住希望者を優先的に3LDKタイプに入居させていった。
ファミリータイプはより大きめ4LDKのアパートに抽選で入れていく、単身者タイプの1LDKタイプや2Kタイプも元海賊捕虜や戦役捕虜だった者を最初に入れ終わると、抽選で入居を開始していた。
丘の中心を空港にした事で広々とした景観となっていた。
この空港と港、ホテル、城を円形に結ぶ大きな道路も作りつつ、道の真ん中に鉄道を二線施設出来る様に計画した。
ルビーメイは丘の上から見ていた。
「蒸気機関や気動車や電車は無理だからモンスターに引張てもらうタイプで行こう」
その時、揉める声が聞こえた。
シロクマ忍者のアーニキンが呼びにくる
ルビーメイ
どうしたの?
アーニキン
入居で揉めてる者達が騒ぎ出してまして・・
ルビーメイ
アーニャちゃんはなんて?
アーニキン
タイプ レッドです。
ルビーメイ
タイプ レッドか・・敵性諜報員や犯罪者ね。
しょうがないなぁ、行きます。
レッド1
何で俺はテントから移動出来ないんだ!?
おかしいだろ!
レッド2
そうだ、そうだ!
同じ黒色教徒だぞ!
レッド3
黒の女王様や阪本大権現様の御意志とは思えん、責任者を出せ!!
クロカンとハンベーがアーニャを守りながら「まあまあ」と宥めていた。
ルビーメイ
あーあ、やってる、やってる。
アーニキン
こんな感じで揉めております。
20名前後の男女が揉めていた。
天幕内に椅子とテーブルを用意する。
アーニャがハンベーとクロカンに声をかける。
ハンベー
責任者が来られたので一人づつ話しを聞き申す。
クロカン
そこの天幕の前に並んでくれ、さすれば順番にお呼びする。
最初の男が天幕に入ってきた。
開口一番、文句を言う
ルビーメイはアーニャの読心術を一見習得でマスターしていたので、相手の心を読み取る。
ルビーメイ
では結論から言いますね。
黒色教の名を騙り、破壊活動をしようたってそうは問屋が卸さないって事
あんまりナメてると貴国に攻め込むよ?
黒色教も敵にするって事で聖戦だねw
おたくの情報部にそう伝えてくれる?
最初の男
な、何の事だ。
ルビーメイ
ウチは敵を探してたから助け船になっていいけど
オッカヤーマンの地まで遠征してもいいって事かな?
ナールトンやムッツン、ヤヤイヅからどんな声明が出るか楽しみだね。
後、全ての伝説者とその支援国や関係機関が敵になるけど・・いいんだね?
最初の男
あ、えっとテントでいいかなぁ、へへ
失礼しました。
そう言うとピューっと飛び出して行った。
アーニキン
最初とのギャップ
何だかなぁですね。
ルビーメイ
まあ、バレない自信と言うバイアス(思いこみ)が入ってるからね。
面倒くさいけどバイアスを潰していこう!
アーニキン
これも治安維持の一環ですね。
ルビーメイ
敵対する気満々の所が見付かれば良いんだけどね。
アーニキン
今、ウチに表立って敵対国や組織はいないと思いますよ。流石にw
こんな感じで揉めてる皆さんには御理解を頂いたのであった。
諜報目的と犯罪から足を洗いたい者の半分が残り、半分はその日の内に消える事になるのであった。
結果、アーニキンの言う通り、表立って敵対表明する所は無かった。
アーニャが呼びに来る。
いっぱい来たよ!クロカンさんとハンベーさんがアパート足りないかもって!
ルビーメイ
マジが・・まだまだ来るって事かぁ
アーニキン
阪本大権現様、頑張ってください。
ルビーメイ
はーい、頑張ります!




