第八百五十三話 セクハラ
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合流
前回からの続き
ヤポーネの世界 エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国 トクヤマン城
ルビーメイと合流した林田 蒼楽は手土産を渡す。
林田 蒼楽
お世話になるんで、これ、どうぞです。
リュックからゴトっと何かをテーブル上に出す。
ルビーメイ
ん？おお！
あざます！
林田 蒼楽
山の多いクマモーンの地で取れた宝石や鉱石です。
水晶、瑪瑙、翡翠、アメジストに金、銀、パール
後、魚の日干しです。
食料ってどうしても量の割に嵩張るから貴金属をメインに持ってきました。
ルビーメイ
助かります。
丸山さん居るから、お茶しながら旅の土産話しでもどうですか？
林田 蒼楽
そうですね。
なんか慣れないと言うか、久米さんだと思えないw
ルビーメイ
ああ、ルビーメイとして接してくれればいいですよ。
林田 蒼楽
やっぱり、お風呂もトイレも女性用？
ルビーメイ
ですよ、女の子だからね。
後で一緒にお風呂入る？
林田 蒼楽
いやー、そこまで割り切れないっす。
ルビーメイ
だよねー、とりあえず丸山さん呼んでくるね。
そう言うと部屋を出ていった。
ぼーっとしていると視線に気付く
林田 蒼楽
ん、なんか女の子が覗いてるんですけどw
お嬢ちゃんは誰かな？
アーニャです。
林田 蒼楽
入っておいでよ。
綺麗な貴金属見せて上げる。
アーニャ
〔成功、これでお茶菓子ゲット！〕
失礼します。
おお、綺麗な石いっぱいです。
そこに丸山とルビーメイが戻る。
丸山
おお、久し振りじゃな！
林田 蒼楽
お、どもども、お久し振りです。
ルビーメイ
お、アーニャちゃん
来たなぁw
アーニャちゃん、お茶とお茶菓子を四人分頼んで来てもらっていいかな？
アーニャ
了解です。
アーニャは満面の笑みを浮かべて部屋を出ていく。
暫くしてアーニャが煎餅をいっぱい持って帰ってきた。
アーニャ
姫様！
ルビーメイ
いいよ、食べて
アーニャ
あざます！
林田 蒼楽
あのう、ひょっとしてその子は久米さんが産んだとか？
ルビーメイ
いやいや、私、生娘ですから。
妹として迎えたファミリーです。
丸山
うーん、久米君が出産・・なんだかなぁ
ルビーメイ
産めますが何か？
丸山
お、何ならワシの子を！
ルビーメイ
ジジイ、殺すぞ！
セクハラだからな。
丸山
そんな怒らんでも
冗談じゃ、冗談
林田 蒼楽
うーん、久米さんが丸山さんからセクハラ・・新鮮っすね。
お茶を城兵が持って来てくれたので、パリパリ煎餅を食べながらしょーもない話しを皮切りに土産話しを聞いていくのであった。
