第八百三十六話 スガールのSと丸山のM
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SM
前回の続き
ヤポーネの世界 エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国 トクヤマン城
海運都市連合からの援軍要請に対してルビーメイは派兵を決定した。
スガールが援軍に出る事となったが、丸山も援軍に行くと言い出した。
ルビーメイ
丸山さん良いの?
丸山
ああ、自警隊も除隊になった事だし、迷惑もかからんしな。
それに、最初に話しを聞いてしまったしのぅ、世話になっておるのに釣りばかりでは肩身が狭いからな。
ルビーメイ
わかりました、御協力に感謝致します。
スガールさん、丸山さん連れて飛べる?
スガール
伝説者だし、多分、大丈夫
ルビーメイは、ではこの書類をと「援軍申請受理を可決」と書かれ、国印が押された書類を渡す。
スガール
では海運都市連合のヤナイン国の首都を目指しますね。
そう言うと丸山の後ろから両脇に手を回すとフワリと浮き上がる。
丸山は後頭部にスガールの柔らかい部分を感じ、鼻の下が伸びる。
ルビーメイ
丸山さん、私、元男だからわかっちゃうんだよね。
丸山
う、いやいや気のせいじゃ
では、行ってくるとするわい。
スガール
行ってきまーす。
そう言うと窓から飛んで行く、いつもより、スピードを殺して飛んでる様だった。
ルビーメイ
〔ったく、スケベジジイめ〕
海運都市連合の使者も船で戻っていく。
ルビーメイはホテルのルビーに移動し、色々と思案していた。
ルビーメイ
二人いれば大丈夫だと思うけど、念の為に後詰の軍を出そうにも兵もいなけりゃ、食料も無い。
もっと生産性を高めないと・・富国強兵殖産興業かぁ、遠いなぁ
畑の作付け面積を増やす?でも建設の人手も足りないしなぁ、人をこれ以上増やすのは食料自給率がね、今で何とかだし・・うーん
うーん、うーんと唸ってるとコーメーが声を掛けてきた。
コーメー
我が君、どうされましたか?
ルビーメイは先ほどの考えを素直に話す。
コーメー
私が思うには急ぎ過ぎでは?と感じます。
ここまでの動きも常人ならざる速さで国力が上がってます。
能力が高過ぎる為に望み過ぎてるのでは?家臣達が付いて来れる速度を考えれば、現状でも早いですよ。
ルビーメイ
は!そう言えば城主になったのって今年だった。
コーメー
我が君よ、あまり急ぎ過ぎないでください。
ルビーメイ
そうだね、特に農林水産業は自然が相手だし、自然を急かしてもね。
コーメー
そうですね、自然を急がせるのは神ですね。
我が君よ、お願い致します。
まだ、人であってください。
ルビーメイはハッとする。
プルスウルトラの世界で亜神から神になって無茶してたから当たり前に思っていたけど、人間離れしてるのに気付いてい無い。
先のシモンズセッキーからの防衛戦、ヤーマングッチ帝国戦に初っ端のシューナーン国のトクヤマン城戦・・ヤバいな。
ルビーメイ
ひょっとしてかなり浮いてる?
コーメー
はい、一騎当神と言われておりますからw
ただ、戦ではそれでよろしいかと思いますが、自然相手に神憑り的な事は連発しない方が良いかと思います。
ルビーメイ
だね、肝に命じておきます。




