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武格者(ぶかくもの)   作者: 空銃(からづつ)
第二十二章 悪役令嬢転生
830/958

第八百三十話 体に沁みる

不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。

ご迷惑をおかけ致します。

誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。

ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。   空銃からづつ

最初の人



R4・8・20(土)1530

ヤポーネの世界 エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 ルビーメイ領 トクヤマン


プロジェクト ムーンに浮かれるトクヤマン城に来訪者が訪れる


陸路で旅を楽しみながら、脇に二丁拳銃トゥーハンドの一人の老人がやって来た。


丸山

あっつー!

遂に着いてしもうたな。

二度目のトクヤマン城じゃな。


門番に取次を願い出るとホテルの方へ案内される。


ルビーメイ

丸山さん、第一号ですよ。

お疲れ様です、みんなが揃うまでホテルの客室を使ってください。


丸山

え?良いのか?

なんか、悪いのう。


ルビーメイ

満室にはなった事ないんで大丈夫ですよ。


丸山

それはそれで良いのか?


ルビーメイ

ホテルのOCC(Occupancy Ratio)・・客室稼働率の事ね。

ココみたいな高級ホテルだと5割越えてたらOK!

戦地って事を考えれば5割越えてるから大勝利ですよ。


丸山

そんなモンなのかのう、では遠慮無しに使わせてもらうよ。


夕食は1700〜1900までね。

岩風呂は夕方の清掃時間以外は入れるからね、あ、食堂と風呂場は従業員って言うか家臣のみんなも使うからね。


丸山

ほう、人間関係ヒューマンコミニュケーションが楽しめそうじゃな。

食事は作っとるのか?


ルビーメイ

今は人手が揃ったから、手伝うのは病欠の時や団体さんの時くらいかな?


丸山

なんじゃ、エロいねーちゃんの手料理が食べれるかと思うたのにw


ルビーメイ

それセクハラ、日本へ帰ったら気を付けてね。w

ちなみに今日の献立メニューはイカリングとタコの唐揚げのスダチ添え、三つ葉と鞠麩の入麺お澄まし、晒した玉ねぎスライスの和風サラダ、竹の子と和布蕪めかぶ・めかぶらと鰹節の出汁煮の小鉢、雑穀米とサッパリ瀬戸内レモンジュースです。


丸山

おっと、セクハラはいかんいかん。

旨そうなメニューじゃ、楽しみだ。


ルビーメイ

ルアーの釣竿や将棋、囲碁、リバーシにチェスの無料貸し出しもあるから楽しんでね。ハイ、これ部屋のキーね。


丸山

ほう、ルアーフィッシングはやった事ないの、ヤポーネでデビューして見るかの


鍵を受け取ると部屋に荷を置き、タオルセットを持つと大浴場へと向かう。


丁度、清掃が終わった所の様だった。


タンゲン

ん?いらっしゃいませ。

確か丸山さんでしたかね?


丸山

おお、タンゲンさんじゃったの。

魔人の方は初めてじゃったから覚えておるよ。

最近はチラホラ見かける様になったがのう


タンゲン

南極や台湾との航路が出来たんで交流が盛んになって来たんでしょうね。

魔人の一人としても喜ばしい限りです。

おっと、話し込んでしまいましたね。

お風呂、どうぞ!今なら貸切ですよ。


丸山

おっ、そうかい?

では頂くとするかのぅ


お辞儀するとタンゲンはロビーへ歩いて行く。


話し通りで丸山は貸切の大浴場を満喫する。


丸山

人との会話をと思うたが、貸切も良いモンじゃな。


そう呟くと鼻歌混じりに旅の垢を落とすと、湯船に溶け込む様に浸かっていく


「ぬあー、堪らんのう!」と言葉を絞り出す丸山であった。

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