第八百二十七話 戦線突破
不定期UPになりました、出来るだけ0時UPを心掛けます。
ご迷惑をおかけ致します。
誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。 空銃
ルビーメイの本気
前回からの続き
ヤポーネの世界 エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 ルビーメイ領 旧サンヨーオノデン連合国 国境
食後のルビーメイとスガールの二人は後方5kmにサンヨーオノデン正規軍三千五百を背負い30分程待っていた。
スガール
来たよ
ルビーメイ
ではでは、手筈通りによろしくです。
スガールは立ち上がり背伸びをすると了解!と言うとドンと飛び上がった。
後方の正規軍から「な、何だ!」「飛んだだと!」と様々な声が上がる。
敵軍は総大将にノッブーが50万、第一部隊はシバター35万、第二部隊ミツヒデン30万、第三イエヤッスー30万、第四チョウヒー30万の総勢175万の軍勢である。
上空から声がする。
こちらはルビーメイ正規軍です、ルビーメイ領への侵入は迎撃対象になります。直ちに針路を変更されたい。
繰り返す
こちらはルビーメイ正規軍です、ルビーメイ領への侵入は迎撃対象になります。直ちに針路を変更されたい。
ノッブー
何じゃあれは!
〔猿の言うておった空飛ぶ超人か!?本当だったのか・・〕
偵察兵からの情報が入る。
サンヨーオノデンは三千五百程度でルビーメイ自らが出陣しているとの事であった。
ノッブー
3,500か・・どれほど強かろうが175万と三千五百では話しになるまい。
シモンズセッキー軍はそのまま進む
ルビーメイの元にスガールが戻る。
ルビーメイ
やっぱ進軍してるよね。
スガール
驚いてるみたいだったけど、そのまま進んでるね。
ルビーメイ
お疲れ様でした、座っててください。
ルビーメイはトコトコと平野を進む
敵軍が見え出した。
ルビーメイ
大軍だなぁ、人手不足だから千世帯くらい欲しいなぁ
ノッブー
ん?女子が一人歩いて来る・・あれがルビーメイか!
チョウヒー将軍が大声で脅す!
おい、戦の邪魔じゃ!すぐにどかねば踏み潰すぞ!!
ルビーメイ
我が名はルビーメイ!
一騎討ちも申し込む勇気もないのか?
戦は口でするモノとは初めて知った。w
チョウヒー
ルビーメイだと!!
神聖な戦場を汚しおって、その首飛ばしてくれる!
脱兎の如く単騎で飛び出す。
ノッブー
あの阿呆めが・・まあ良い、どれ程のモノか見せてもらうか。
界王拳!!
ルビーメイの体が金色に輝きだす。
チョウヒー
手品で勝てると思うな!!
ルビーメイ
南斗水鳥拳奥義 飛翔白麗!
天高く飛び上がると両手を広げスワン式の回転を入れると一気にチョウヒーの懐に飛び込み両手手刀を両肩に決める。
そのままチョウヒーは落馬し動かなくなる。
馬上のルビーメイは馬を降りると面倒だど言わんばかりに片手でチョイチョイと手招きをする。
チョウヒーの軍が一気に襲い掛かると全軍が進撃する。
ノッブー
イカン、待て!待たぬか!!
ルビーメイが片手で天を指差すと落雷がその指に落ちるとそのまま腕をシモンズセッキー軍へ振り下ろす。
「サンダーブレーク!!」
広範囲に雷撃が落ちるとチョウヒー軍が沈黙する。
ルビーメイが大地から魔法で何かを作るだす。
「ゆけ!ファンネル達!」
数百のファンネルが飛び出すとレーザーを乱れ打つ
気付けばノッブーと周辺のお供だけになっていた。
誰一人とルビーメイには辿り着けなかった。
ルビーメイはそのまま戻りと椅子に座る。
ルビーメイ
じゃあ、スガールさんよろしくでーす。
スガールは椅子を立つと笑顔でサムズアップし、飛び出す。
スガール
ルビーメイ様が交渉の席に着くか全滅か選べと言ってます。
ノッブー
ぬぬ、是非に及ばず
席に着こう
スガールに連れられてノッブーと数人がルビーメイの所まで来るとスガールが座っていた椅子をルビーメイの前に置く
ルビーメイ
どうぞ!ノッブー公
ノッブーは睨みながら席に着く
ルビーメイ
では、永久不戦協定の締結でいいですね?
戦後賠償については後日、使者を送ります。
ノッブー
是非に及ばず
そう言うと、ガクッと項垂れる。
ノッブーの野望が潰えた瞬間であった。




