第八百二十二話 三賢者?
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三領主
前回からの続き
ヤポーネの世界 エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国 トクヤマン城
朝食後、親書を携えたスガールがリュックを背負い、ありったけのお小遣いを持ってヤーマングッチ帝国を経由、ハギン連盟国へ向かった。
ヤーマングッチ帝国では支持待ちのナンシーン、ヨシアッキン、ヨシテルンがやきもきしながら待っていた所にドアをノックされる。
ヨシテルン
どなたか?
スガール
私です。
ヨシテルンは聞き覚えのある声にドアをスッと開けるとスガールが入って来た。
スガール
姫からの指令書です。
ヨシテルンが読み上げる。
ふむふむ、親書は帝王に渡しつつも、それまでに情報収集をと書いてある。
ナンシーン
了解、では変態紳士が戻るまで情報を集めますか・・スガールさんは?
スガール
今からハギンへ飛びます。
そう言うと窓からビュンと飛び去った。
ヨシアッキン
姫はハギン連盟国とも国交をお考えでおじゃるのう。
さてと、一番重要なのが帝国がどう戦って敗戦したかを知りたい所でおじゃりますな。
ヨシテルン
帝国はスガール殿の男性版を召喚したと聞くが・・スガール殿で考えたとしても負けるとは考えられぬ。
ナンシーン
その辺りは派兵部隊が戻らないとわからないわね。
一方、スガールは十分後にはハギン連盟国のハギン城の前に降り立った。
ハギン城は山の上に作られた山城であった。
突如空から降り立ったスガールに門番達が驚いている。
スガール
当然の訪問、驚かせてすまない。
ルビーメイ様の代理で来た外交特使のスガールと申します。
お取り次ぎを願いたい。
門番あ
今、三領主様は不在です。
門番か
城代に聞いてくる故、暫し待たれい。
門番さ
ルビーメイ様って悪女の?
いや、失礼した。
スガール
今は悪女より一騎当神の方が名が通ってるかな?
門番達がざわめく
少し兵達と話してみる。
ここでやっと三領主の名前が判明する。
リョフン、ケンシーン、シンゲーンの三名が領主であった。
そこに先程、城代に聞きに行った門番が戻る。
門番か
相済まぬが、今は戦時故、城代の一存では入城は許可出来ぬとの事だ。
スガール
まあ、妥当な線ね。
その場を離れようとした時に声を掛けられる。
門番さ
待たれよ!
むっ、あの土煙は!・・どうやら三領主様が戻られたようだ。
土煙が近付くとガチャガチャと鎧や武具の行進時の音が聞こえてくる。
目視出来る位置に近付いた時だった、急に軍勢が陣を展開しだす。
右に車懸りの陣、左に鋒矢の陣、真ん中に鶴翼の陣が展開された。
スガールと門番達は何処かに敵が居るのかと、回りを見渡すが敵影は見えない。
一体、どう言う事なのだろうか?
参照
車懸り
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4971/2
鶴翼
https://tyanbara.org/rule/formation/
鋒矢
https://clubt.jp/product/645011_86748186.html




