第八百五話 生と死の狭間
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誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。 空銃
答え
R4・7・8(金)1430
ヤポーネ エリア チューゴクゴク ヤーマングッチの地 シューナーン国 トクヤマン城
監視室から不審船接近中の報が城に居たルビーメイの耳に入る
一緒にお茶を飲んでいたスガールに合図を送るとルビーメイは海に向かった。
港に着くとヒデヨッシーがのんびり釣りをしていた。
一足先に飛んで行ったスガールから親指を立てた、サムズアップサインが送られる。
ルビーメイ
いいねサインきた!海賊、待ってたよ。
ヒデヨッシー
え?海賊?
襲撃の割には嬉しそうですな。
避難した方がいい?
ルビーメイ
嬉しいですよ!船が欲しかったんでw
あ、そのままのんびり釣っててください。
すぐに終わるんでw
港に近づく海賊船にスガールが飛びながら降伏勧告を行ってると弓を引いてきた。
ルビーメイ
いいねぇ!井の中の蛙的なのが
じゃあ、行くよ!「光の巨人召喚!」
海賊船の後方の海中から眩い光が発光すると「ウルトラマン80」が現れた。
80が足の爪先で海賊船をコツンとやると、船内の海賊達が転げ回る。
ルビーメイが威嚇気味に海賊船の周りに雷魔法を10発程落とすと、白旗を振り出した。
80が船を接岸させるとトクヤマン兵達が乗り込み武器を取り上げお縄にして完了!
ルビーメイ
やった、カモネギなんですけど!
帆船ゲット!!
それを見届けた80はルビーメイにサムズアップすると天空に消えた。
ここまで僅か数分の出来事であった。
ヒデヨッシーはポカーンとそれを見ていた。
ヒデヨッシー
なんだアレ!戦いにすらなってない。
海賊の襲撃が船と労働力を手に入れるイベント扱い・・光の巨人?
こんなのどう報告すれば良い、絶対に気が触れたと思われるぞ。
ルビーメイ
ヒデヤッシーさん、そのまま釣りを楽しんでくださいね。
そう言うとテニスルックのミニスカートひらひらさせて船の方へと向かった。
縄に繋がれた海賊達は港で色々と尋問を受ける。
戦国の世の習わしで海賊船の船長は切腹し、介錯人をトクヤマン兵の一人がした。
船長の命によって他の船員27名が助命された。
椅子に座りルビーメイは見届けると「見事也」と船長の潔さを賞賛する。
眩しい太ももに爆乳エロカワの姿とは反比例する絵面であった。
ルビーメイ
捕虜の能力や仕事の適正と船の積荷を調べ、後で報告を!
そう言うとルビーメイは後をスガールに任せ、何事も無かったかの様にホテルの厨房へ夕食の準備に向かう。
平和になったとは言え、やはり、乱世なのだと思い知らされる。
ヒデヨッシーの竿に当たりがくる。
ぼーっとしていたヒデヨッシーは「ハッ」と我に変えるとリールを巻き上げる。
ヒデヨッシー
おー!タコじゃ!ルビーメイ姫に料理してもらおう!
先ほどの出来事が無かったかの様に戦利品のタコを持ってホテルに変える。
道中、ヒデヨッシーは思案する。
どう考えてもルビーメイ領と戦になったら勝てんな。
戦争回避に尽力するのが得策じゃな、それでも開戦したら・・
様々な思いを胸に帰路に着くヒデヨッシーであった。




